いまさら聞けない?インナーブランディングとブランディングの基本。

インナーブランディングという言葉を聞いたことがあると思います。

いんなーぶらんでぃんぐとは、企業がブランドの理念やビジョンを社員に浸透させる為に

行うアクションを指す場合が多くあります。

社員の会社への参加意識を上げたり、強いスクラムを組む為の組織作りの活動となります。

一般的なブランディングというものとは、性質が異なり、社内施策に特化しています。

 

さて、インナーブランディングの言葉の語源には、ブランディングという言葉があります。

 

ブランディングという言葉について

 

 

経営コンサルタントや中小企業診断士、

金融機関の担当者といった人たちと話していると、

必ずと言っていいほど耳にするブランディング。

 

会社のマーケティング担当者も「当社のブランド戦略は・・・」というような

使い方をしますし、昭和世代の経営陣も「ブランディングの確立をコミットしていく」

というような所信表明を良くしますよね。

 

ブランディングはブランドが元の言葉ってことはわかっても、

実際に適切で明確な表現がしにくく、全く分からない人に

一から言葉で説明が出来る人って意外と少ないのではないかと思います。

 

そんな時の為に、いまさら聞けないけどよく使われるビジネス用語であり、

しっかりと理解し認識してほしい「ブランディング」について専門的な

立場からお話します。

 

まずブランドを知る!

 

 

そもそもブランドとは「ある財やサービスを他の財やサービスと区別するための概念」

という抽象的な意味をもっており、

もともとはノルウエーの古ノルド語の「放牧している家畜に自らの所有物であることを示す(他と区別する)ために自製の焼印を押したこと」

を指している「brander 」という言葉に由来し、

これが「 brand」になったといわれています。

 

また「 brand-new」というように焼印をしたばかりの家畜は真新しくて若く新鮮、

という流れから希少性や新規性、独自性というニュアンスも派生していき、

日本でもちくわや蒲鉾、卵焼きやせんべいに焼印を押して、

商品の希少性とともに信頼性をも加味していったことで、

その先に登録商標や意匠権があると考えればイメージしやすいと思います。

 

つまり今のビジネス社会の言い方に換言すれば

「オリジナリティと差別化を象徴して認識できる概念」といえるでしょう。

 

ブランディングの目指すもの

 

「ブランディングを説明してください」というと、

よく「マークやロゴといったデザインのことだろう」とか

「消費者に対しての広告を通じたイメージ戦略のことだろう」という人がいます。

 

決して間違っていると切り捨てるわけではありませんが、

それは手段や方法といった施策であってブランディング本来の目的である意味合いを

説明しているとは言えません。

 

この点を理解するためには「戦略」と「戦術」の違いで考えると良いと思います。

まず「戦略」とは到達点や最終目的地に行くためのシナリオであり、

「戦術」とはそのための具体的な計画や手段、実践方法といったことを指します。

 

ブランディングとはこの場合「戦略」にあたり、

先の例のマークやロゴ、広告宣伝というものは「戦術」なのです。

専門的な立場から言えば、ブランディングが目指すものは次のようにまとめることが

出来ます。

 

★安心感や信頼感を瞬時に体感できる

★心に響き(感情が動き)、記憶に刻まれる

★それでなければ味わうことが出来ない役目といった特別感がある

 

ブランディングの持つ価値

ブランディングというものが使用者(利用者)の感性に訴えるものであるということは、ここまでの説明で理解できたと思いますが、

使用者側から見ればそこには何らかの利点があるからこそ、

価値として認識していると言えます。

 

その価値を知ることでブランディングの本来の意味もクリアに見えてきます。

★実利的価値

★感性的価値

まず実利的価値とは、それによってもたらさせる利便性であり、

そこには機能、品質、仕組み、使いやすさといったものが含まれているため、

ブランドの先には信頼性や安心度合い、当たり外れのないぶれないものという

概念が含まれています。

 

また感性的価値とは、それを利用することで得られる共感共鳴や賛同、

しっくりとした感覚やマッチングイメージといった情緒的な部分(心や感情)が

揺り動かされるものということです。

 

この二つを比較すると、実利的価値は言語、論理、文章、理性、分析などを

主に処理する左脳(別名:デジタル脳)で感じる価値であり、

感性的価値は絵図、直観、音楽、感情、統合などを主に処理する

右脳(別名:アナログ脳)で感じる価値であると分類できます。

 

このようにブランディングは、デジタル的な価値とアナログ的な価値の両方を

見据えたうえで策定することで、

本来の目的が達成できるものと言えるのです。

 

インナーブランディングの浸透を加速させるには。

 

インナーブランディングを進めていく為に、悩むことは、目指すべくゴールの策定と

そのプロセスであるアクションを実行していくことにあります。

インナーブランディングの難易度が高い理由は、一つ。

成果となるものが見えずらいということがあります。

 

参考記事:インナーブランディングの重要性を改めて考える!設定すべきKPI

 

浸透させていく為のアクションの事例としては、

  • 社内ES調査・モチベーション調査
  • ブランドメッセージの統一
  • クレドの作成
  • ブランディング映像の作成
  • 社内向けインナーサイトの作成
  • 社内報の発行
  • 社内ポスターの掲示
  • 社内イベントの実施

などアクションプランがあります。

こんな事例があります。社内でブランドメッセージをといいつさせる為に、

社内にある自動販売機の水のペットボトルをすべてオリジナルのビジョン水に差し替え

皆が自然と手に取ってします仕掛けをしました。

このような身近なものから、イベントなどトータル設計をしてみてはいかがでしょうか?

 

 

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