表彰式を設計する際には、社内表彰制度の若手社員の受け止め方を考えてみよう

社内表彰にはいろいろな種類があります。

代表的な ところでは永年勤続表彰、定年退職表彰、改善提案表彰、営業優秀者表彰といったところでしょうか。

言い方は業種業界によって、また各社様々でしょうが、

おおむねこのような感じです。

更に技術系メーカーなどに多い職務発明(考案)表彰や技能表彰、

人命救助など社会的奉仕活動を讃える善行表彰、

ドライバーを抱える会社に多い無事故・無違反表彰、

そして事業所内の災害などの迅速な対応を讃え得る災害時功労表彰といったものもあります。

 

最近では業務に関する改善やその着想を讃える改善提案表彰や、

社外で活躍するスポーツ選手の成績を讃える啓発表彰など新しいタイプの表彰も出てきました。

社内表彰制度の歴史は古く、世界に目を向ければもっと古くから存在したなど、

明確な発祥はわかりませんが、この社内表彰制度は全世界に浸透した

社員のモチベーションアップを狙った古典的な方法と言えるかもしれません。

ある意味旧態依然としたといえるかもしれないこの社内表彰制度は、

果たして現代にマッチしていると言えるのでしょうか?

特に今の若者はこの社内表彰制度をどのように感じているのか、

ということを考えなければいけないのかもしれません。

 

表彰式にジェネレーションギャップはあるのだろうか?

社内表彰制度を導入したにも関わらず離職率が下がらず、

せっかく育てた若手が辞めてしまった、といって頭を抱えている経営者をよく見かけます。

その根底にあるのは、日本という国が賞賛する文化にあまり慣れていないということが挙げられます。

賞賛しあう、褒め合う、という習慣がない人が多いとも言い換えることが出来ます。

適切な区分の仕方かどうかはわかりませんが「昭和世代」と「平成世代」に

分けて考える必要があると言えます。

「昭和世代」の人というのは「怒られて、叱られて、育ってきた世代」で

ありそれが自身の経験として根付いています。

そのため注意するということは、

相手を決して貶していたり、蔑んでいるということではなく

「成長してもらうために悪い点を改善させる」ということが根底にあっての「怒る」であり「叱る」なのです。

 

社会人となって、会社で自分自身がそういう風潮の中で成長してきたという

自負があるからこそ、叱ることが出来ても褒めることが苦手なのです。

一方の「平成世代」はゆとり教育の影響もあってか「褒めて伸ばす」という世相の中で育ってきた世代です。

そのため人から怒られたり、叱られるといった経験が少なく、

場合によっては親からも怒られた記憶がない、という人もいます。

そのため「褒められる」ことには慣れているものの、

「怒られる」ということには不慣れであるため、

社内表彰制度があってそれに対しても十分な理解を持っていつつも、

ちょっとしたことで怒られたり、注意されただけでやる気がそがれてしまうということがあります。

ジェネレーションギャップとして片づけてしまうのではなく

「昭和世代」は「平成世代」のこの背景を理解する必要があります。

なぜならこの「平成世代」こそが次世代の中心であり、会社を担うホープであるからです。

 

非接触による新しいコミュニケーション


褒めることに慣れていない昭和世代と、怒られることに慣れていない平成世代。

注意して伸ばそうとする昭和世代と、褒めて伸びる平成世代。

この構図はお互いがお互いを理解し歩み寄らなければ、

社内表彰制度があったとしてもその効力は半減してしまいます。

それを解決するのが「非接触コミュニケーション」、つまりSNSなどの活用です。

面と向かって言うことに抵抗のある人も多く、

そういった人も円滑にコミュニケーションが取れるのがSNSの大きなメリットであり、

ここに目を付けたサービスも登場しています。

企業内SNSのシステムを構築し、社員間で「価値ある行動」をした人を讃える制度です。

これは新しい形の社内表彰制度と言える試みで、

「褒め方」がわからない「褒める」ことが苦手の昭和世代もSNS上であればできる、

ということで褒め合う仕組作りに一役買っているものです。

こういった仕組みは今後AIの導入でますます発展していくでしょうし、

社員の行動特性や価値観といったことも共有化できることで、組織固めにも貢献できるものと言えます。

 

リアルと非リアルによるコミュニケーション

社内SNSなどを活用したコミュニケーションと同時に、リアルなコミュニケーションも見直されています。

最近の傾向としては、ファミリーデイなどの家族を招いての社員だけではないコミュニケーションの場の

用意などが一つのトレンドかもしれません。

企業様によっては、ご家族をお招きしての運動会などのケースも実施されています。

参考資料はこちらから

 

今後リアルなコミュニケーションの場というのは、大切にされていくと思われます。

リモートワーク的なものが進み、働き方も、働いている人の国籍も多様性を増します。

それら色々な価値観の中集まった人たちが同じ思いを持つためにリアルなコミュニケーションの場というのは、

欠かすことが出来ません。

その1日をどのように設計していくかは、企業ごとの価値を決めるほど大切なものになっていきます。

社内便との持つ価値というのは、これから更に加速されていことでしょう。

 

社内イベントはコミュニケーションの場

社内イベントは、メッセージが伝えやすい最高の場面です。

この機会を活用しないことはないので、是非有効活用してみましょう。

GROWSでは、今回ご紹介しきれなかった社内イベントの企画コンテンツを多数そろえております。

是非、企画に悩んだり、もう少しグレードアップさせたいなどのご要望の際には、ご相談ください。

社内イベントは、社内のコミュニケーションの質を向上させたり、チームワークの醸成。

愛社精神やロイヤリティなどを向上させる一つの施策に当たります。

このイベントは、「何故行っているのか?」「何を成し遂げたいのか?」

次のステップではどのような世界を描いているのかを考えることがとても大事です。

 

社内イベントを開催することで、何が動き出し、何がちょっと変わるのか?

是非、よく考えて企画してみてはいかがでしょうか?

 

社内イベントをもっと良くしたい。もっともっと成長の機会にしたい。

マンネリ化してしまっているなどの、ご相談は是非GROWSまで。

よろしくお願いします。

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