インナーブランディングの重要性を改めて考える!設定すべきKPI。

インナーブランディングという言葉はご存知でしょうか?

インターナルブランディングとも呼ばれる場合もあります。

今回は、インナーブランディングに統一させて頂ければと思います。

 

すでにビジネスの世界では周知された用語となりつつありますが、

それが最近また再び脚光を浴びてきているのは、ごぞんじでしょうか?

 

最初にこの言葉が注目されたのが2007年ごろです。

この時はサブプライムローンで問題となったリーマンショックのきっかけとなった年で、

世界規模の金融危機になったことから、外部環境に影響を受けない

経営が注目されたことによってインナーブランディングという言葉がメジャーとなってきました。

 

インナーブランディング・・・

改めて説明するまでもないですが、

すなわちそれは「企業理念や経営ビジョンといった概念的ブランドを社内で共有し

理解浸透させる、いわば社内啓蒙活動のこと」です。

一番、有名な会社では、スターバックスなどが挙げられるかと思います。

 

亥年の2019年、改めて注目されるインナーブランディング!

私たち株式会社GROWSは、

社内イベントを通じて、この分野のビジネスにチャレンジをしてきています。

2019年になって、更ににわかにインナーブランディングが再び注目されつつあるようです。

 

2007年のリーマンショックのようなことが起こりつつあるというわけではありませんが、

その背景には形骸化した企業理念や、会社の存在意義、

そして社員の満足度を高めるための人材確保といった背景があるようにも思えます。

 

特に時代の変化とともに、社員の個性や考え方といった多様性を認め、

それを業務に活かすといった当たり前のことがようやく認識し始めてきた企業が増えてきたことや、

国の示す「働き方改革政策」といったことも関係しているように思えます。

 

そして2019年は亥年、この亥年は正確には己亥(つちのとい)といい、

「己」は草木といった自然植物が整然と十分に生い茂っている状態を指し、

「亥」は草木が枯れ落ちて、種の内部に草木の生命力がこもっている状態を指しています。

 

「己」という字は「紀(すじ)」という意味があり、

草木の成長期が過ぎて整ったことを指しており、

更に「亥」は種に生命の息吹を引き継いだ冬の状態を表していますので、

「己亥」の年回りは「発芽(次のステップ)に備えてエネルギーを蓄え、

自己実現や貢献といったステージへの変化のタイミング」としてとらえることが出来ます。

 

こういった現代意訳もあって2019年、

企業の発展と成長を見越した企業経営者の間で、

にわかにインナーブランディングが注目されてきているようです。

 

働く人々の環境整備や働き方改革などという言葉が多く広がってきています。

働き甲斐などという言葉もありますね。

その逆風というか、追い風というのか。背景には働く人の確保の話があります。

今、どこの企業も採用に苦しんでいます。今働いてくれている人材を大切に、

今働いている仲間の輪をもっと広げよう。

つまり、自社での人材確保という側面からもインナーブランディングに力を入れてきている

会社が増えてきています。

 

GROWSの実績としても、

企業様のファミリーデイ、懇親パーティーなどのご要望は、多くなってきています。

 

関連記事:【実績報告】新しい企業イベントの形。ファミリーデイの企画のポイント

 

インナーブランディングの位置づけ

インナーブランディングが社内向けの価値向上であれば、

社外(顧客)向けの価値向上はエクスターナルブランディング(アウターブランディング)と言い、

対比する関係にあります。

 

しかしここで大切なことは、顧客(アウター)を満足させるためにはまず社員(インナー)を

満足させられなければ達成しえない、ということです。

 

一昔前のような社員をこき使って売り上げをあげるというようなことはもっともナンセンスなことで、

まずは社員の働き甲斐、生きがい、そして満足度を高め充実感を味わってこそ、

顧客満足度も高まってくるという仕組みを、ようやく認知されていきといえるでしょう。

 

こう説明すると、場合によっては「社員に意識を植えつける」と

直結して考える経営者もおられますが、実はこの点でも「植えつける」のではなく

「意識を持った社員が自主的に行動できる環境を整える」という観点に立って

施策を打たなければなりません。

 

つまり「やらされ感」「押しつけ感」があるというだけで、

社員の中には満足どころか不快感や嫌悪感を抱きかねないからです。

 

そのためインナーブランディングは社員だけにとどまらず、

アルバイトやパートの方々、そして出入りする業者の方々といった

企業活動に関わる全ての人を対象として考えることが重要になってきます。

 

インナーブランディングは、企業とそこに集う社員や関係者がともに

同じ目線でビジョンや理念を共感するということが最も大切なポイントなのです。

 

インナーブランディングは持久戦

今回、インナーブランディングについてご紹介させて頂きました。

インナーブランディングは、外部向けのブランディングと両輪で進めるべきアクションです。

しかし、インナーブランディングを進めていくには時間がかかります。

例えば、CMを流せば認知が上がる。広告を出せば手に取ってもらえるといったブランディングとは、

意味合いが違うからです。

 

働く一人一人の社員が、仲間が、この会社って素敵だね。この会社に友達を紹介したい。

もっと良い会社にみんなでしようという思いを持たない限りインナーブランディングの本当の

ゴールとは言えません。

ブランティングは答えのない道を試行錯誤しながら歩んでいくものだと思います。

 

社内の担当者の方の苦労は身に染みて分かります。

一つ一つの打ち手を是非、ご一緒できれば幸いです。

 

最後にKPI設定に関してです。

社内でどんな企画を動かすにも目標設定は必要になります。

このインナーブランディングの領域でのKPI設定は非常に難しいです。

なぜなら、売上、業績、との関連性を作ることはそれだけでは難しく、

何を指標とするかは企業それぞれに違うからです。

例えば、

  • 社員の研修への参加率をKPIにしよう
  • 自発的な意見の数をKPIにしよう
  • ES調査をKPIにしよう

決め方はたくさんあると思います。

大事なことは、自社においてのFACTを見つめ、そのFACTに対しての関連のある項目を

KPIとして設定し、フィジビリをしながら精度を上げていくことであると思います。

KPI設定にお悩みの際には、ご相談ください。

 

社内イベントはコミュニケーションの場

社内イベントは、メッセージが伝えやすい最高の場面です。

この機会を活用しないことはないので、是非有効活用してみましょう。

GROWSでは、今回ご紹介しきれなかった社内イベントの企画コンテンツを多数そろえております。

是非、企画に悩んだり、もう少しグレードアップさせたいなどのご要望の際には、ご相談ください。

 

GROWSの展開する社内イベントコンテンツサイトはこちらから

 

社内イベントは、社内のコミュニケーションの質を向上させたり、チームワークの醸成。

愛社精神やロイヤリティなどを向上させる一つの施策に当たります。

このイベントは、「何故行っているのか?」「何を成し遂げたいのか?」

次のステップではどのような世界を描いているのかを考えることがとても大事です。

 

社内イベントを開催することで、何が動き出し、何がちょっと変わるのか?

是非、よく考えて企画してみてはいかがでしょうか?

 

社内イベントをもっと良くしたい。もっともっと成長の機会にしたい。

マンネリ化してしまっているなどの、ご相談は是非GROWSまで。

よろしくお願いします。

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