会社のエンゲージメントを高めた社内イベントの事例。ファミリーデイならぬマザーズデイ。

食品関係のその会社様は女性社員の割合が比較的高く、主婦層が多いという特徴があります。

仕事の内容からも女性の意見を非常に重要視しており、女性社員の確保は経営にとって大きな課題であり、会社の骨幹にかかわる部分です。

しかし女性社員は、結婚をしたときや、出産のタイミングで退職してしまったりすることが多く、

また最近では子離れがした段階で「これからは自分のための時間を持ちたい」と言って辞めてしまう場合が多く、

そういった女性社員の場合だと40代の管理職やベテラン社員であることで、会社としても大きな痛手となってしまうとのことでした。

そうはいっても本人の意見を尊重し、退職には快く応じているとのことですが、

その風潮が社内に広まりつつあることで、危機感を感じ、もしかして経営が知らないところで会社側にも何か原因があるのでは?という疑念もあって、

第三者の目から判断してほしいとのことで相談に来られました。

女性が喜ぶようなイベントを行うことは簡単です。

短期的にも女性社員の心を打つようなイベントを仕掛けることは可能です。

しかし、そこに心を動かすものがあり、信頼関係の強化につながるこのがなければ、一過性のものとなってしまいます。

この会社には「働き甲斐」という要素が今以上に強まれば、こういった問題は解決していきます。

「働き甲斐」のベースとなる信頼を構成する6つの要素、

①公正(公平)、②矜持(誇り)、③協調性(連帯感)、④価値観、⑤リーダーシップ、⑥イノベーションですが、

この会社は①~⑤まではすでに十分備わっていると見受けられます。

関連記事:会社のエンゲージメントを高める社内イベント成功のポイントのチェックリスト。

既に様々な制度を積極的に導入し、経営側も革新的で理解がありますが、それでも大切な女性社員がまた一人、

今日も「自分のためにこれからは生きていきたい」といって会社を去っていくのです。

そうなれば残るは⑥のイノベーションしかありません。

これまでには前例のない企画でイノベーションを起こすしかありません。

過去に例がないことで、それを提案する当社としてもちょっとドキドキですが、

数あるイベントコンサル会社の中から当社にお声をおかけくださった会社様のご要望にお応えしなければならないという思いから、

当社が提案させていただいたのは、その女性社員の家族を会社に招いてその女性社員の働いている姿を見てもらうということです。

これまで男性社員の家族を招くという事例はありましたが、

女性社員の家族というのは今のところ聞いたことがありません。

会社で働いている時、その女性社員は社員の一人ですが、家に帰れば、妻であり、母です。

招く家族はお子さんであったり、ご主人であったり、場合によってはご両親の場合もあります。

家族が見ているいつもの姿とは違って、会社で働く妻であり、母であり、子であるその女性社員の姿は、違う一面であり、

その方を理解する絶好の機会となりました。

当の女性社員は「家族との絆が深まった」「会社側が自分を大切にしているということが理解できた」「働く意欲が増した」といった声が聞かれました。

そして会社の全面協力のもと、招いた社員と経営側ともミーティングをする場も設けました。

ご主人であったり、お子さんであったり、またはその女性社員のご両親であったり、

社長をはじめその女性社員の直属の上司も参加し、いかにその社員が会社に貢献してくれているか、

そして会社にとって重要な存在であるかということを話しました。

参加した家族からは「違う一面が見えて尊敬できるようになった」とか「生き生きと働いている姿に涙がにじんだ」というコメントを頂戴しました。

社内イベントとは、多くの社員が集ってゲームやアトラクションを行うというイメージがありますが、何もそれだけではありません。

当社がご提案する社内イベントとは、少人数から行うものあれば、イベントのイメージとは大きくかけ離れた内容のものまで準備しております。

大切なことは、その会社や組織にとって今何が必要であり、その問題解決に向けてどこが最も近道であるかということをお伝えし示すことです。

これが働き甲斐のある会社にするためのインナーアプローチであり、手法の一つです。

この考えのもと私たちGROWSは今日も多くのお客様のご相談に耳を傾けております。

社内イベントをもっと良くしたい。もっともっと成長の機会にしたい。

マンネリ化してしまっているなどの、ご相談は是非GROWSまで。

よろしくお願いします。

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