2024.11.21
社内イベントは意味がない。とお考えの企業様へ!企業成長へのきっかけ作りを解説します。
最近では、会社の恒例行事の一つとして社内表彰を行う企業も増えてきました。
しかし、社内表彰で挨拶するという経験をした人は意外と少ないのではないでしょうか?
本当の意味でのグランプリ(MVPなど)を受賞した人は社内でもかなり限られた人数になるはずです。
つまり社内に経験者はとても少ないということです。
本記事では、社内表彰で挨拶するときに意識するポイントや実際の社内表彰で使える例文について解説します。これから社内表彰式を実施する担当者の方はぜひご覧ください。
社内表彰式は会社内で行う行事のため「あまり型にはまらなくてもよいだろう」と考える方もいるでしょう。しかし、スムーズな進行を目指すには挨拶をはじめとしたさまざまなポイントでルールを意識することが大切です。具体的にはお礼の仕方やコメントの内容などが挙げられます。
万が一、不適切なコメントをした場合は、相手にネガティブな印象を与えてしまうことも考えられます。そのため、社内表彰式では一般的なルールに則ったうえで、自分の気持ちを伝える必要があるのです。参加者全員が満足できる式を目指すために、最低限のルールは守りましょう。
ルールを守ったうえで今後の意気込みや、関係者への感謝の気持ちを込めた言葉を選び、心に残る挨拶を心がけましょう。
社内表彰で挨拶するときに意識したいポイントは以下の4つです。
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上記のポイントを意識すると、挨拶で参加者に対して好印象を与えられます。
社内表彰式の挨拶では感謝の気持ちを述べましょう。会社での業務はチームで動くことが想定されます。そのため、自分が社内表彰式で呼ばれたとしても、それは周囲の上司や同僚・後輩などのサポートがあってこその結果なのです。
挨拶においては自分の力を必要以上にアピールすることなく、「皆さまのおかげで」という謙虚な気持ちを表しましょう。そして、周囲への感謝の気持ちを添えることで、参加者全体に良い印象を与えられます。
挨拶の内容は「起承転結」を意識して組み立てましょう。スピーチにおける起承転結は下記のイメージです。
・起:自己紹介(部署や氏名)
・承:受賞における喜びや感謝の気持ちを伝える
・転:今後の豊富や目標を述べる
・結:締めの言葉や再度お礼を述べる
挨拶では自分の気持ちや言いたいことだけをただ話すのでは内容が伝わらず、聞いている人も「何を伝えたいのだろう」と戸惑います。「相手が話の内容を理解できているか」を考えて話す必要があるでしょう。
挨拶で起承転結を意識すると、話す内容が整理されて相手に伝わりやすくなります。社内表彰式本番で急に、起承転結を意識しながら話すのは難しいため、日頃の生活から意識するようにしましょう。
社内表彰式の挨拶では、受賞したときの気持ちをただ述べるだけではなく「これからどのように活躍していきたいか」「どうなりたいか」と目標を話すようにしましょう。
多くの人の前で目標を話すことで「向上心のある従業員だ」と評価され、さらに期待してもらえます。今回評価された内容をもとに、会社にどのように貢献していくかを明確に伝えましょう。
社内表彰式で謝辞を伝える場合、内容だけでなく姿勢や目線の配り方、表情が大切です。挨拶の際は緊張して体が強張ってしまうかもしれませんが、背筋を伸ばし、猫背にならないよう意識しましょう。
また、話す際の目線はマイクや床を見るのではなく、遠くを見たりエピソードに出てくる方に向けたりするのもおすすめです。さらに、適度にうなずきながら話すことで、感謝の気持ちをよりつたえることができます。
挨拶における姿勢や目線は、話す内容と同じくらい重要であり、自信のあらわれにもかかわるため注意したいポイントです。
ここでは実際の社内表彰でも使える例文をそれぞれの賞に分けて紹介します。今回は「新人賞」「MVP賞」「永年勤続賞」の3つです。
はじめに新人賞を受賞した際に使える挨拶の例文を紹介します。
新人賞の挨拶では、これまで携わってきた周囲の人に感謝した上で、今後の目標を明確に伝えると、さらに好印象な挨拶となります。
次にMVP賞を受賞した際に使える挨拶の例文を紹介します。
MVP賞を獲得した自分の率直な気持ちやたどり着くまでの苦労話などを冒頭に述べた上で、日頃からお世話になっている先輩や同僚に対して感謝の気持ちをしっかりと述べましょう。
特に、チームで仕事を進める中で自分が受賞した場合は「皆で受賞した」という言葉を述べると好印象を与えられます。
最後に、永年勤続賞を受賞した際に使える例文を紹介します。
永年勤続賞の場合は長く勤めているからこそ持つ思い出エピソードなども踏まえた上で挨拶するのがおすすめです。長く勤めている場合においても今後の抱負を述べるのは大切です。
ここからは「新人」「社歴が長い人」が活用したい受賞時の挨拶例文を紹介します。いずれも感謝の気持ちや豊富を述べる点は共通していますが、立場が違うことから伝え方が少しずつ異なります。
新人で賞を受け取った際に活用できる挨拶の例文は下記のとおりです。
新人の立場にある場合は賞の内容を問わず、目上の方への感謝の気持ちを伝えることが大切です。また、今後の展望を伝えると「やる気がある」「期待できる」とポジティブなイメージを持ってもらえます。
最後に社歴が長い人が活用できる挨拶の例文を紹介します。
社歴が長い場合は謙虚さを大切にしながらも、部下や後輩などの育成や会社に貢献できる具体的な内容を伝えると中身のある挨拶になるでしょう。
ここからは社内表彰式後に注意したい、お礼について解説します。社内表彰式で挨拶する際にお礼の言葉は伝えますが、式典後は別途対象となる方にメールや対面で挨拶をするのがおすすめです。相手に対してより丁寧な印象を与えられるでしょう。
相手が遠方にいる場合や会うタイミングがない場合はメールで3日以内に伝えましょう。できれば当日、遅くとも3日以内が目安です。送るべきタイミングで送らないと、かえって印象が悪くなってしまう恐れがあります。
また、早めに送ることで相手も表彰式での内容を鮮明に覚えていることから、コミュニケーションのきっかけになるでしょう。
相手に良い印象を与えるためには、早めの対応を心がけることはもちろん、メールの内容には具体的な感謝の気持ちや表彰式での感想、相手の貢献に対する具体的な言及を含めると、より効果的でしょう。
ただし、早めに送ることを意識しすぎて誤字脱字が残っていたら台無しです。プロフェッショナルな印象を与えるためにも、正確な文章を心がけましょう。
お礼は受賞にあたりお世話になった方に対して行います。どのような賞も自分の力だけでなく、周囲の方からの励ましや指導があったからこそ受賞できたのです。心当たりのある方にできるかぎり、お礼を伝えましょう。
なお、お礼は遠方の人にはメール、社内にいる人には対面で伝えます。事前にお世話になった方はリストアップし、漏れなく行いましょう。
お礼をする際は、具体的なエピソードなど、社内表彰式では伝えきれなかったメッセージを伝えることで、相手に特別感を与えることができるため、より一層心が伝わります。また、手紙やメモを添えることで、感謝の気持ちを形に残すのも良いでしょう。
メールでお礼をする場合は定型文ではなく、相手に合わせた文章を心がけましょう。たとえば、後輩の場合はカジュアルに、目上の方には丁寧な言葉遣いで伝えます。しかし、カジュアルにとはいえ、ビジネスメールには変わりないため最低限のマナーは守りましょう。メールの内容としては「お世話になったこと」「今後の目標」と、表彰式の挨拶同様に文面を作成します。
メールの件名も内容と同じくらい重要です。簡潔でわかりやすい件名を付けることで、相手がメールを開きやすくなります。たとえば「受賞のご報告とお礼」や「○○賞受賞のお礼」など、内容が一目でわかるようにしましょう。
また、メールの最後には改めて感謝の気持ちを伝え、今後とも関係構築を願う一言を添えると良いでしょう。なお、目上の方にメールを送る場合「取り急ぎ」という文面は避けましょう。こちらは失礼に当たります。
ここでは社内表彰式後、メールでお礼を伝える際に活用できる例文を紹介します。上司や同僚など、相手にふさわしい文章を使い分けましょう。なお、例文をそのまま活用するだけでなく「自分の思い」を含めるのもおすすめです。
上司にお礼を伝える場合は、下記の例文を活用してください。
上司にお礼のメールを送る際は、感謝の気持ちとあわせて「上司のおかげで受賞できた」という点を丁寧に伝えましょう。また、これまで上司から学んだことを今後、どのように活かしていくかもあわせて伝えることが大切です。受賞して終わりでなく、今後も業務に邁進していく姿勢を文面に記載しましょう。
同僚や後輩など、比較的親しい間柄でお礼を伝える場合は、下記の例文を活用してください。
上司に送る内容よりもややカジュアルになるものの、あくまで社内メールのため、丁寧な言葉遣いが大切です。
ここからは、社内表彰式の挨拶でよくある失敗を3つ紹介します。表彰式は自分の頑張りを認めてもらえる場面ではあるものの、必要以上に偉ぶったりスピーチ時間が長くなったりすると相手に不快感を与えます。失敗例を参考に、成功を目指しましょう。
自分が表彰されたからといって功績を自分だけのものにし、ひけらかすのは避けましょう。特に、チームで仕事をする場合は、周囲の協力があってこそ成し遂げられた結果の受賞である可能性が高いでしょう。もしも功績を自分だけのものにしてしまった場合、チームや部署内からひんしゅくを買う可能性もあります。
そのため、どのような賞を受賞した場合でも、謙虚な気持ちをもって挨拶を行う意識が大切です。「自分をサポートしてくれた皆さまのおかげ」を意識した挨拶を行いましょう。
当日のスピーチは短時間に留めましょう。どれだけ嬉しくとも、長時間話し続けると聞いている側は疲弊します。感謝の気持ちを多くの方に伝えたいと考えると、ついつい挨拶が長くなりがちですが、社内表彰式ではあくまで「短く」を意識しましょう。
具体的には、実際に自分で話してみて「長い」と感じない程度の時間(1分以内)が目安です。受賞が事前に分かっているのであれば、予行練習をするのがおすすめです。当日、急に話す場合は、「嬉しい気持ちを述べる」「感謝を伝える」「今後の目標を伝える」の3つを意識し、シンプルなスピーチを行いましょう。
もしも事前に受賞がわかっており、スピーチが長くなってしまいそうな場合はあらかじめ1分以内で終わる文面を作成しておくのも一つの手です。
受賞挨拶の場では、表彰されなかった人の気持ちに配慮したスピーチを行いましょう。特に、自分と接戦で表彰されなかった方がいる場合は、悔しさからネガティブな気持ちを抱く可能性もあります。挨拶では参加者全員が不快に感じない文面を用意しましょう。
表彰式の挨拶では何よりも「お世話になった方に対して感謝の気持ちを伝える」ことが大切です。表彰されるのが自分ひとりでも、その功績はチームで得たものです。上司の指導や周囲の支えがあってこそ、受賞できたことを忘れないようにしましょう。挨拶の中に「皆さまのおかげです」という気持ちを込めると、おのずと相手に配慮したコメントができます。
社内表彰式の挨拶は、なかなか経験するものではないため、いざ自分が受賞するとなると、どのように話せばよいか悩みます。しかし、挨拶は「喜び」「感謝」「目標」そして起承転結を意識すると伝わりやすい内容に仕上がります。受賞が事前にわかっている場合は、文章を作成して練習することで、より良いものとなるでしょう。
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