社内イベントの作り方
プロジェクターとLEDビジョン、社内表彰式では何が違うのか?失敗しない映像演出の考え方
導入|「映像どうしますか?」と聞かれて、答えに詰まる理由
社内表彰式の準備を進めていると、必ず出てくる質問があります。
「映像はどうしますか?プロジェクターにしますか、それともLEDビジョンですか?」
この瞬間、多くの担当者が一度、言葉に詰まります。
どちらも聞いたことはある。でも、何が違うのかは正直よく分からない。
価格が違うことは何となく分かるけれど、それ以外の判断軸が見えてこない。結果として、「どちらがいいんですか?」と業者に委ねるしかなくなってしまうケースは少なくありません。
何が違うのか?わからないことも多いと思います!しっかり解説していきます!
ただ、映像は豪華に見せるための選択肢ではありません。
表彰をどう伝えたいのか、会場でどんな空気をつくりたいのか。その前提が変われば、適した映像の形も変わります。
この記事では、プロジェクターとLEDビジョンの違いを、表彰式という文脈で整理していきます。
専門用語を覚えるための記事ではありません。
「なぜこちらを選ぶのか」を説明できるようになることが目的です。
表彰式における映像の役割は「見せる」ことではない
表彰式で映像を使う理由を聞くと、「受賞者紹介のため」「名前を出すため」といった答えが返ってくることが多いです。もちろん間違いではありませんが、それだけだと映像の役割を少し狭く捉えすぎています。
表彰式における映像の本当の役割は、
・視線を集める
・空気を切り替える
・言葉を補強する
この3つにあります。
誰が主役なのか、今どんな場面なのか。
それを直感的に伝えるために、映像は使われます。
だからこそ、照明や音響と切り離して考えることはできません。
映像がうまく整理されている表彰式は、進行がとても安定します。
逆に、「とりあえず映せばいい」という状態だと、どれだけ良いコンテンツを用意しても、どこか落ち着かない式になってしまいます。
プロジェクター・LEDビジョン問わず入れることは、常に会場の正面にあることが多くなります。常に目に入るものであるからこそ、しっかり設計する必要があります。
プロジェクターとは何か|表彰式での基本的な立ち位置
プロジェクターは、長く使われてきた映像機材です。
スクリーンに映像を投影する仕組みで、多くの会場に常設されていることもあり、表彰式でもよく選ばれます。
プロジェクターの特徴は、
・比較的コストを抑えやすい
・設営の自由度が高い
・会場設備を活かしやすい
といった点です。
一方で、環境の影響を受けやすいという側面もあります。
会場が明るすぎると映像が見えづらくなり、スクリーンサイズや投影距離を誤ると、文字が読みにくくなります。
表彰式でプロジェクターを使う場合は、「どのくらいの明るさで進行するか」「後方席から文字が読めるか」という点を、事前にしっかり確認しておく必要があります。
条件が合えば、非常に安定した選択肢になります。
プロジェクター・スクリーンはほぼどの会場にも備品としてはあります。まずは常設を確認しましょう。一番コスパよく運用ができるはずです。イベントの内容と合わせて持ち込みを検討しましょう。
LEDビジョンとは何か|なぜ最近選ばれることが増えているのか
LEDビジョンは、パネル自体が発光する映像機材です。
プロジェクターのように投影するのではなく、画面そのものが光るため、明るい会場でも高い視認性を保てます。
最近の表彰式でLEDビジョンが増えている理由は、とてもシンプルです。
「見え方の安定感」が高いからです。
照明を落とさなくても映像がはっきり見える。
ステージ演出と両立しやすい。
写真や動画で記録したときも、映像がきれいに残りやすい。
ただし、LEDビジョンは、入れれば良くなる魔法の装置ではありません。
サイズや配置を誤ると、映像の主張が強くなりすぎて、表彰そのものより印象に残ってしまうこともあります。
LEDビジョンの軽量化が進んでいるので、とても設置しやすくなりました。以前のような大掛かりな設備が必要なく設置も可能になってきています。
表彰式で「違い」がはっきり出るポイント
プロジェクターとLEDビジョンの違いが一番分かりやすく出るのは、「明るさ」と「距離感」です。
明るい会場で進行する表彰式では、LEDビジョンのほうが安定します。一方、照明をしっかり落とせる環境であれば、プロジェクターでも十分に成立します。
また、客席との距離も重要です。
後方席が多い会場では、文字の視認性がシビアになります。ここを見誤ると、「映像は出ているのに、内容が伝わらない」という状態が起きます。
さらに、照明演出との相性も無視できません。
照明をしっかり入れたい表彰式ほど、映像の見え方には注意が必要です。

よくある失敗例から見る選び方の注意点
よくある失敗の一つが、「明るい会場なのにプロジェクターを選んでしまう」ケースです。
映像が見えづらくなり、結局、照明を落とさざるを得なくなってしまいます。
逆に、「LEDビジョンを入れたが、目的に合っていない」ケースもあります。
映像の存在感が強くなりすぎて、表彰より演出が目立ってしまうのです。
また、「他社がやっていたから」という理由で選ぶのも危険です。
会場条件や表彰式の目的が違えば、同じ構成が合うとは限りません。
プロジェクターとLEDビジョン、どう使い分けるべきか
大切なのは、価格や流行ではなく、表彰式の目的と会場条件です。
・何を一番伝えたいのか
・どのくらいの人数が参加するのか
・照明演出をどの程度入れたいのか
これらを整理すると、自然と選択肢は絞られます。
場合によっては、プロジェクターとLEDビジョンを組み合わせる選択もあります。
重要なのは、「なぜそれを選ぶのか」を説明できる状態になることです。
業者に相談するときに伝えるべきポイント
業者に相談するとき、「どちらがいいですか?」と聞くだけでは、十分な答えは返ってきません。
伝えるべきなのは、
・表彰式の構成
・会場の明るさ
・一番大切にしたい場面
この3点です。
これが共有できていれば、技術的な部分はプロが整理してくれます。
技術を少し理解しているだけで、相談の質は大きく変わります。
映像機材の費用は「高い・安い」では判断できない
プロジェクターとLEDビジョンを検討する際、どうしても気になるのが費用感だと思います。
ただ、この部分で注意したいのは、「どちらが高いか」で単純に比べないことです。
一般的には、LEDビジョンのほうが費用は高くなりやすく、プロジェクターは比較的抑えやすい傾向があります。ただし、その差は機材そのものの価格差というより、構成全体の違いから生まれています。
たとえばプロジェクターの場合、
・本体
・スクリーン
・設置位置の確保
・会場の明るさ調整
といった条件が揃って、はじめて本来の性能を発揮します。
一方でLEDビジョンは、
・画面サイズ
・設置方法
・電源
・運搬・組み立て
といった要素が費用に影響します。
つまり、映像機材の費用は「何をどこまで含めるか」で大きく変わるのです。
費用差が生まれやすいポイント
映像機材の見積で差が出やすいのは、次のようなポイントです。
- 画面サイズ(特にLEDはサイズで大きく変わる)
- 設営・撤去にかかる人員と時間
- 会場に常設設備があるかどうか
- 映像オペレーターの有無
- リハーサル時間の長さ
見積書を見るときは、「機材費」だけで判断せず、
どこまで含まれている見積なのかを必ず確認することが大切です。
担当者目線で考える、費用の考え方
費用を考えるときにおすすめしたいのは、
「映像で何を支えたいか」を先に決めることです。
・受賞者紹介をしっかり見せたい
・照明を落とさず進行したい
・記録映像や写真も重視したい
こうした目的が明確であれば、
「この部分には費用をかける意味がある」「ここは抑えても成立する」
という判断がしやすくなります。
逆に、目的が曖昧なまま費用だけを見ると、
「高いか安いか」しか判断できなくなり、結果として後悔が残りやすくなります。

予算に限りがある場合の考え方
すべてを理想通りに揃える必要はありません。
たとえば、
- メインスクリーンはプロジェクター
- 重要な場面だけLEDを使う
- サイズを一段階落とす
など、構成で調整できる余地は意外と多くあります。
大切なのは、
「削る」のではなく「優先順位を決める」ことです。
映像は表彰を引き立てるための存在です。
その役割を果たせる構成であれば、必ずしも高額な設備が正解とは限りません。
まとめ|映像は豪華さではなく、表彰を支える存在
プロジェクターとLEDビジョンに、正解・不正解はありません。
あるのは、「その表彰式に合っているかどうか」だけです。
違いを知ることで、判断ができるようになります。
判断ができると、準備が楽になります。
映像は主役ではありません。
表彰をきちんと伝えるための、心強い裏方です。
迷ったときは、「誰に、何を伝えたいのか」。
そこに立ち返れば、選択は必ず整理できます。
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