社内イベントの委託
飲食企業向け社内表彰式の企画アイデアをご紹介。現場が納得し、会社の想いが伝わる表彰式にするためにやることとは!
飲食企業の社内表彰式を盛り上げるためには、派手な演出よりも、現場が納得できる伝え方が大切になります。売上や成長率といった数字も、そこに至るまでの背景や工夫をストーリーとして共有することで、称賛だけでなく学びに変わります。誰かを一方的に評価する場ではなく、日々の仕事や姿勢がきちんと見られていると感じられる時間になること。それが、次の現場の前向きな行動につながっていく表彰式だといえるでしょう。
社内表彰式の企画を考えるとき、飲食企業ならではの難しさを感じている担当者の方は少なくないと思います!
売上や利益といった数字ははっきりしている一方で、現場で起きていることは店舗ごとにまったく違う。
忙しさも、人員状況も、立地も違う中で「どう評価すればいいのか」「どうすれば納得感のある表彰になるのか」と悩む声を、これまでたくさん聞いてきました。
私も飲食系企業出身の為、ご苦労はよくわかります。商品以外立地も客層も違えば客単価も変わります。店舗運営難易度が変わる中での共通の表彰式企画は難しさもありますね。
盛り上がる表彰式にしたい。
でも、ただ賑やかにするだけでは意味がない!
そんな葛藤を抱えながら企画を進めている方に向けて、この記事では飲食企業だからこそ考えたい表彰式の企画アイデアを整理していきます。
なぜ飲食企業の表彰式は、企画が難しくなりやすいのか?
飲食企業の表彰式が難しく感じられる理由のひとつに、「評価の軸が一つではない」という点があります。
売上や原価率、客数といった数字は大切です。ただ、それだけでは現場の頑張りをすべて拾いきることは難しく、忙しい時間帯に踏ん張っていたスタッフの姿や、新人を育ててきた過程、クレーム対応の積み重ねといったものは、数字には表れにくいものです。
また、店舗数が多い企業ほど、本部と現場の距離が生まれやすくもなります。
「ちゃんと見てもらえているのかな?」
現場側がそう感じてしまうと、表彰式そのものへの期待も薄れてしまいます。盛り上がりにくい表彰式の背景には、こうした小さなズレが積み重なっていることも少なくありません。
現場と本部。という声をよく耳にします。どちらが正しいということはないと思いますが、お互いが相手の立場に立ち会話をする場面を作ることで解決の糸口が見つかったりもします。ぜひプロジェクトメンバー選定などは慎重に行いましょう。
飲食企業の表彰式で、よく聞く悩みのご紹介
企画のご相談を受ける中で、よく耳にするのはこんな声です。
数字表彰ばかりになってしまい、現場が置いていかれている感じがする。
毎年、同じ店舗や同じ人ばかりが表彰されている。
長時間の表彰で、シフト明けのスタッフが途中から集中できなくなっている。
表彰されなかった人のモチベーションを、どう保てばいいのかわからない。
どれも、担当者の工夫不足というよりは、飲食業ならではの構造的な難しさから生まれている悩みです。だからこそ、企画の方向性を少し変えるだけで、表彰式の空気は大きく変わっていきます。

飲食企業の表彰式が「盛り上がる」ための前提
盛り上がる表彰式というと、演出や音響に目が向きがちですが、実はその前に大切な前提があります。
それは、現場が納得できる評価になっているかどうかです。
「自分たちの仕事と、表彰がちゃんとつながっている」
そう感じられるかどうかで、会場の空気は大きく変わります。
次は自分も選ばれるかもしれない。
この表彰は、自分の仕事を否定していない。
そう思える設計があってこそ、自然な盛り上がりが生まれていきます。
飲食業の基本は、現場です。現場の店長含めたスタッフのモチベーションや行動で結果は大きく変わります。一人一人の行動がわかりやすく数字として影響する業界です。
ビール1杯のおすすめの数だけで数字が変わったりもします。
ここで事例のご紹介!
ここで飲食業の表彰事例をご紹介していきます!
① 現場力アワード
売上や数字だけでは拾いきれない、日々の接客姿勢やチームへの気配り、後輩への声かけなどを称える表彰です。「ちゃんと見てもらえている」という実感が生まれやすく、現場のモチベーションにつながりやすい企画です。
② 店舗MVP表彰
個人ではなく店舗全体を主役にする表彰です。忙しい日々をチームで乗り越えてきた背景を伝えることで、一体感が生まれます。現場仕事の多くがチームで成り立っている飲食業と相性の良い企画です。
③ 現場ストーリー映像表彰
受賞者や受賞店舗の取り組みを短い映像で紹介する表彰です。結果だけでなく過程が伝わるため、共感が生まれやすくなります。他店舗にとっても「学び」に変わりやすいのが特徴です。最近youtubeで見かけるような映像もいいですね。
④ 社員投票アワード
社員やアルバイトからの投票によって受賞者を決める表彰です。みんなで選んだ結果という前提があるため、納得感が高まりやすく、会場の空気も自然と温かくなりやすい企画です。
⑤ ベスト育成アワード
新人育成や後輩指導に力を注いできた人や店舗を称える表彰です。売上以外の価値を評価する姿勢が伝わり、人を育てる文化を大切にしている会社だというメッセージになります。
⑥ 改善チャレンジ表彰
業務改善やオペレーションの工夫など、小さなチャレンジを積み重ねてきた取り組みを評価する表彰です。完璧な成果よりも「考えて動いたこと」を称えることで、挑戦しやすい空気をつくります。
⑦ 当日発表のノミネート方式表彰
最終受賞者の前に複数の候補を紹介する演出です。名前が呼ばれるだけでも拍手が起こり、会場が一体となりやすくなります。表彰そのものに少しだけドラマ性を加えたい場合に向いています。
⑧ 本部×現場メッセージ表彰
表彰時に、本部や役員から「どんな点を見ていたか」を一言添える企画です。現場にとっては、その言葉自体が評価になります。本部と現場の距離を縮めたい企業に向いています。
⑨ クロス店舗推薦アワード
他店舗の社員からの推薦によって受賞者を決める表彰です。自店舗評価に偏らず、客観的な視点が入ることで説得力が増します。店舗間のつながりづくりにも効果があります。
⑩ 共有型表彰(次につなげる表彰)
表彰理由や取り組み内容を、表彰式後に社内で共有する前提の企画です。表彰をその日限りで終わらせず、教育や文化づくりに活かすことで、次年度以降の表彰がラクになります。
売上だけじゃない「現場力」を称える表彰
飲食の現場には、数字では測れない価値がたくさんあります。
忙しい時間帯でも声を掛け合いながら回していたチームワーク。
新人スタッフが辞めずに育っている店舗の空気。
クレームを減らすために続けてきた小さな改善。
こうした取り組みを、きちんと言葉にして称える表彰を入れることで、「この会社は、現場をちゃんと見ている」というメッセージが伝わります。
評価の対象を少し広げるだけで、表彰式はぐっと現場に近づいていきます。
店舗・チーム単位で盛り上がる表彰企画
個人表彰だけが続くと、どうしても会場は受け身になりがちです。
そこで効果的なのが、店舗やチーム単位での表彰です。
名前を呼ばれる人数が増えることで、拍手が自然と大きくなりますし、「自分もこの一員だ」という感覚が生まれます。
飲食業はチームで回す仕事だからこそ、個人だけでなく、現場全体を称える視点が盛り上がりにつながります。
現場の声を主役にする表彰演出
表彰理由を、上司や司会の説明だけで終わらせない方法もあります。
同僚や後輩、他店舗のスタッフからのコメントを紹介するだけで、空気は一気に変わります。
「忙しいときに、必ず声をかけてくれた」
「自分がミスしたとき、フォローしてくれた」
こうした言葉は、本人が語るよりも、ずっと説得力があります。
飲食の現場だからこそ生まれるリアルな声は、表彰式を温かい時間にしてくれます。
数字表彰を「ストーリー」で伝える工夫
数字で評価する表彰も、もちろん大切です。
ただ、その数字がどうやって生まれたのかを少しだけ伝えることで、印象は大きく変わります。
どんな工夫をしてきたのか。
どんな苦労があったのか。
何を大事にしてきたのか。
結果だけでなく過程を共有することで、他店舗にとっても学びのある表彰になります。「あの店舗だからできた」ではなく、「自分たちにもできるかもしれない」と感じてもらえることが、盛り上がりにつながっていきます。
数字をストーリーで伝える表彰の具体例
今年、売上成長率で最も高い結果を残したのは、◯◯店です。
数字だけを見ると、前年110%。一見すると「好調だった店舗」という印象かもしれません。
ただ、この数字が生まれた背景には、少し違う物語があります。
この店舗は、半年前まで慢性的な人手不足に悩んでいました。
ピークタイムは常にギリギリ。新人が入っても、教える余裕がなく、定着しない。売上以前に、現場を回すことで精一杯だったそうです。
そんな中で、店長とスタッフが最初に取り組んだのは、売上アップではありませんでした。
「まず、今いるメンバーで無理なく回せる店にしよう」
そう決めて、オペレーションの見直しと役割分担を一つずつ整理していきました。
忙しい時間帯の動線を変え、声かけのルールを決め、新人が一人で接客できる時間を少しずつ増やしていく。地味な改善の積み重ねでしたが、現場の空気は徐々に変わっていきました。
結果として、離職が減り、接客の質が安定し、リピーターを増やすことができました。。
その積み重ねが、この「110%」という数字につながっています。
今日お渡しする表彰は、この数字だけでなく、
その裏側で積み重ねてきた日々の工夫と、チームで向き合ってきた姿勢に対するものです。
本部と現場の距離を縮める表彰の仕掛け
表彰式は、本部から現場への一方通行になりやすい場でもあります。
だからこそ、役員や本部メンバーが、どんな視点で現場を見ているのかを伝えることが大切になります。
ただ賞状を渡すだけでなく、「どんな点を見ていたのか」「どんな場面が印象に残っているのか」を一言添える。
それだけで、「ちゃんと見てもらえている」という安心感が生まれます。あえて本部スタッフが表彰をする側として入っていただくことも良い企画になるかもしれません。
【まとめ】飲食企業の表彰式は、現場へのメッセージ
飲食企業の表彰式は、単なるお祝いの場ではありません。
「この会社は、何を大切にしているのか」
それを、現場に伝える大切なメッセージの場です。
盛り上がりは結果であって、目的ではありません。
現場が納得し、自分たちの仕事が肯定されていると感じられたとき、自然と拍手は大きくなります。
GROWSでは、企画を考える前に、
この表彰式を通して、現場に何を伝えたいのか
そこを一緒に整理するところから始めています。
「うちの場合はどうだろう」
そう思ったタイミングが、考え始めるちょうどいいタイミングかもしれません。
状況が固まっていなくても大丈夫です。
まずは、今感じていることを聞かせていただくところから、一緒に考えていければと思っています。
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