社内イベントの作り方
社内表彰式の企画を成功させる考え方|担当者が押さえたいポイントを教えます!
社内表彰式を盛り上げるには、演出だけでなく設計が重要です。ノミネート方式やストーリー映像、社員投票などの企画を通じて、受賞者だけでなく会場全体が関われる構成にすることで、一体感と納得感が生まれます。数字や成果も背景を添えて伝えることで、称賛と学びの両立が可能になります。表彰式は会社の価値観を示す大切な時間です。
社内表彰式の企画を任されたとき、最初に頭に浮かぶのはどんなことでしょうか。
「どうすれば盛り上がるだろうか」
「去年より良くしないといけない」
「受賞者にちゃんと喜んでもらえるだろうか」
準備を始めると、考えることは山ほどあります。会場、進行、演出、映像、賞状、スピーチの時間配分。やることに追われるうちに、本当に考えたかったはずのことが、いつの間にか後ろに回ってしまうことがあります。
私は、「この表彰式は、何のためにやるのか」ということを考えます。
打ち合わせの場で、ふとこんなシーンがありました。
「今回の表彰式って、何を一番伝えたいんだっけ?」
その瞬間、少しだけミーティングの場が言葉に詰まりました。
なんとなく理解してはいるものの、「社員のモチベーション向上のためです」と言ってみても、どこかしっくりこない。
こんな場面がありました。
社内表彰式は、にぎやかに開催すればよいという種類のイベントではありません。
会社が「何を大切にしているか」を、社員に見せる場でもあります。
だからこそ、正解が一つに決まらない。売上を称えるのか、挑戦を称えるのか、チームワークを称えるのか。その選択ひとつで、伝わるメッセージは変わっていきます。
この記事では、「どうすれば盛り上がるか」よりも前に、
社内表彰式を企画するうえで押さえておきたい考え方を整理していきます。
派手な演出の話は、きっとそのあとでも間に合います。
まずは、この時間を通して何を残したいのかを考えてみたいと思います。
社内イベントの目的を考える際には、色々な角度から検討していくことが必要です。いきなり企画を絞り込まず、一回アイデアや思いを広げるところか始めてみましょう。あ
社内表彰式の企画が難しくなる理由
社内表彰式の企画が難しく感じられるのは、担当者の力量の問題ではありません。
そもそもこの仕事は、じっくり設計する前提で任されることが少ないからです。
多くの場合、本業があり、その合間で進める兼務の仕事。
上層部の期待もあれば、現場の空気も気になる。
「去年と同じでいいのか」「変えたほうがいいのか」
正解が見えないまま、準備だけが進むことがあります。準備期間は3か月や6か月あるかもしれませんがあっという間に日は進んでいきます。あっという間に1か月前ということはよくあります。じっくり考えられる時間は限られています。
さらに難しいのは、期待値が人によって違うことです。
経営層は成果や方向性を伝えたい。
現場は日々の努力を認めてほしい。
担当者はその間に立ち、どちらにも応えようとする。
その状態で「成功する表彰式をつくろう」と言われても、迷うのは当然です。
だからこそ、まず必要なのは演出の工夫ではなく、設計の整理です。
何を称える会社なのか!をはっきりさせる
社内表彰式は、会社の価値観がそのまま表に出る場です。
売上を最優先で称えるのか。
挑戦を称えるのか。
チームワークや育成を大切にするのか。
どれも間違いではありません。ただ、軸が曖昧なまま企画を進めると、メッセージがぼやけてしまいます。
たとえば、数字表彰が中心なのに、「挑戦する文化を大切にしています」とスピーチで語る。
現場は、そのズレを意外と敏感に感じ取ります。
逆に、何を称えるのかが明確になると、企画は自然と整っていきます。
賞の数も、構成も、演出の温度感も、選びやすくなる。
表彰式は、「この会社は、こういう姿勢を見ています」という宣言でもあります。
まずはそこを、少しだけ立ち止まって考えてみることが、企画の出発点になります。
意外と表彰項目が見直されないこともあります。事業成長に合わせて組織体が変わる訳なので表彰の設計自体も変わってくるわけです。
受賞者以外も置いていかれない設計
表彰式が盛り上がらなくなる理由のひとつに、「一部の人だけの時間」になってしまうことがあります。
受賞者が主役なのは当然です。
ただ、会場にいる他の社員がどんな気持ちでその時間を過ごしているかも、無視できません。
「自分には関係ない時間だ」と感じさせてしまうと、どんなに立派な演出でも空気は冷えていきます。
- ノミネート形式にする。
- 受賞理由をストーリーで伝える。
- 他部署や上司からのコメントを紹介する。
こうした工夫は、受賞者だけでなく「会場全体」が関われる設計につながります。
大きな仕掛けでなくてもいい。
“自分もどこかでつながっている”と感じられるかどうか。
そこが、表彰式の温度を決めます。
どんな「湯上り感」を作りたいのか?イベントが終わった後にどんな声やどんな雰囲気になってほしいのか?そのイメージを描くことで企画がシャープになっていきますね!
数字を「結果」ではなく「物語」にする
表彰の中で、数字はとてもわかりやすい指標です。
売上、利益率、前年比。
説明もしやすいし、納得感があります。ただ、数字だけを読み上げて終わると、それは報告会に近くなってしまいます。
その数字がどうやって生まれたのか。
どんな試行錯誤があったのか。
誰がどんな役割を果たしていたのか。
少しだけ背景を添えるだけで、表彰は「称賛」と同時に「共有」になります。
他の部署や店舗が、「自分たちにもできることはないか」と考え始めます。その自分ゴトをどれだけ埋めるかが全社で行うイベントの価値とも言えます。
数字を物語に変えることは、派手な演出よりも、ずっと深い盛り上がりを生みます。

社内表彰式|盛り上がる企画アイデア20選
- ノミネート方式発表(候補者紹介→受賞発表)
- 受賞理由をストーリー映像で紹介
- 上司・同僚からのサプライズコメント
- 社員投票型アワード
- チーム・部署単位の表彰
- クロス部署推薦アワード
- 受賞者ショートインタビュー形式スピーチ
- 過去受賞者からのバトンメッセージ
- 表彰テーマに沿った年間ハイライト映像
- ベストチャレンジ賞(挑戦を称える表彰)
- ベストサポート賞(縁の下の力持ち表彰)
- 新人賞+育成担当同時表彰
- 会場参加型リアクション投票(拍手・挙手・投票など)
- 受賞者クイズ形式オープニング
- 経営陣からの“見ていたポイント”一言コメント
- 店舗・拠点別応援演出(横断幕・応援映像)
- 受賞理由をナレーションで演出(映画風構成)
- 表彰後のフォト&コメント即時共有
- 年間MVPへのリレー形式祝福コメント
- エンディング映像でコメント撮り
表彰式を一日限りで終わらせない
せっかく準備した表彰式も、その日で終わってしまえば、少しもったいない気がします。
受賞理由を社内に共有する。
取り組み事例を資料として残す。
翌年の企画の参考にする。
こうした積み重ねがあれば、表彰式は毎年ゼロから考える仕事ではなくなります。
社内表彰式は、文化をつくる時間でもあります。
一度きりのイベントではなく、会社の姿勢を少しずつ積み重ねていく場にできるかどうか。
そこに、設計の価値があります。
まとめ
社内表彰式の成功は、派手さで決まるわけではありません。
何を称えるのかを整理し、誰にどんな時間を届けたいのかを考え、その上で企画を組み立てること。
それができると、盛り上がりは自然についてきます。
企画を任されると、どうしても「良いものをつくらなければ」と肩に力が入ります。
でも、完璧である必要はありません。
大切なのは、この時間を通して何を残したいかを考えること。
そこから始めれば、表彰式は少しずつ、会社にとって意味のある時間に変わっていきます。
GROWSでは、企画案を出す前に、まずその整理から一緒に行います。
まだ方向性が固まっていなくても構いません。
「何から考えればいいか分からない」その状態からでも、ゆっくり形にしていきます。
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