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社内イベントの作り方

オンライン配信はTeamsとZoomどっち?社内イベント担当者向けに違いをわかりやすく解説


社内イベントのオンライン配信で迷いがちなTeamsとZoomの違いを、担当者目線で整理しました。重要なのはツールの優劣ではなく、参加者やイベント目的に合っているかどうかです。参加体験、配信の安定性、社内ルールや費用面まで含めて考えることで、失敗は防げます。会議ではなく「イベント」として配信を設計することが、満足度を高めるポイントです。


「会社で使っているツール」で決めてしまっていないか

社内イベントをオンライン配信すること自体は、もう珍しいことではなくなりました。全社集会、キックオフ、表彰式、説明会。リアル開催と同時に配信する、いわゆるハイブリッド開催も当たり前になっています。

そんな中で、必ずと言っていいほど出てくるのが
「配信ツールはTeams?それともZoom?」
という問いです。

多くの場合、その答えはとてもシンプルです。
「普段使っているのがTeamsだから」
「前回Zoomだったから今回もZoom」

もちろん、それが悪いわけではありません。ただ、ここに一つ落とし穴があります。
会議と社内イベントのオンライン配信は、似ているようで前提がまったく違うという点です。

この記事では、TeamsとZoomを機能表で比較することが目的ではありません。
社内イベント配信という文脈で、「なぜ違いが出るのか」「どこで差がつくのか」を整理していきます。

TeamsとZOOMの違いは?とご担当者様に聞かれることも多くあります。どちらが良いか?の議論を進めるための情報を整理していきましょう!

TeamsとZoomは「目的」がそもそも違う

まず押さえておきたいのは、TeamsとZoomは、同じ“オンライン会議ツール”に見えて、設計された目的が違うという点です。

Teamsは、社内業務を効率化するためのコミュニケーション基盤として発展してきました。チャット、会議、ファイル共有、タスク管理など、日常業務の延長線にあります。つまり、「社内で使うこと」が前提です。

一方でZoomは、オンラインで人とつながることそのものに特化して進化してきました。社内外を問わず、誰でも簡単に参加できること、安定して接続できることが最優先されています。

この思想の違いは、社内イベントを「会議ではなく、配信」として扱った瞬間に表れます。
どちらも会議は問題なくできますが、イベント配信では求められるものが変わるからです。

一般論としてのシンプルさはZOOMの方が設計が簡単です。誰でも使いやすいので、オンラインイベントに不慣れな場合でも運用しやすい傾向があります。

参加者体験で差が出るポイント

社内イベントのオンライン配信で、一番影響が大きいのは参加者体験です。
どんなに内容が良くても、「参加できなかった」「入り方が分からなかった」という印象が残ると、イベント全体の評価は下がってしまいます。

Zoomは、参加方法がとても分かりやすいのが特徴です。URLをクリックすれば入れる。アプリがなくてもブラウザ参加ができる。このシンプルさは、ITリテラシーに差がある社内イベントでは大きな安心材料になります。

Teamsは、社内アカウントとの紐づきが前提になるケースが多く、ログインや切り替えでつまずく人が出やすいのも事実です。特に普段使っていない部署や、久しぶりに参加する人ほど影響を受けます。

社内イベントでは、「全員が参加できること」が何より重要です。この視点で見ると、参加者体験の違いは、想像以上に大きな差になります。

配信の安定性と音声・映像の考え方

オンライン配信で一番避けたいのは、「不安定だった」という記憶が残ることです。
特に社内イベントでは、音声トラブルが起きると一気に集中力が切れます。

Zoomは、大人数配信やイベント利用を前提とした設計がされているため、比較的安定していると感じられる場面が多いです。映像や音声が途切れにくい、という印象を持っている方も多いでしょう。

Teamsは、社内会議では十分な品質ですが、人数が増えたり、映像や演出を多用したりすると、運用設計が重要になります。

ただし、ここで誤解してほしくないのは、
トラブルの多くはツールではなく、運営設計が原因だという点です。

回線、機材、進行、オペレーション。
ここが整理されていなければ、どのツールを使っても問題は起きます。

社内イベントでよく使う機能の違い

社内イベント配信では、通常の会議とは違い「聞くだけ」ではなく、「場に参加している感覚」をどう作るかが重要になります。そのため、チャットやリアクション、投票、Q&Aといった機能の使いやすさが、イベント全体の印象を左右します。

Zoomは、こうしたイベント向けの機能が直感的に使える設計になっています。

司会進行をしながらでも操作しやすく、チャットの流れやリアクションが視覚的に分かりやすいため、参加者の反応を拾いやすいのが特徴です。表彰式で拍手やコメントが一斉に流れると、それ自体が演出になります。

一方でTeamsにも同様の機能は揃っていますが、イベント中に複数の操作を同時に行う場合、やや慣れが必要になる場面があります。業務利用を前提にした設計のため、進行役と運営が役割分担をしないと、操作に意識が取られてしまうこともあります。

表彰式や全社集会のように、参加者の反応を見せたいイベントでは、この操作性の違いが体験の差として表れやすくなります。

機能に関してもZOOMの方が向いているかもしれません。リアクションのしやすさや、投票機能などシンプルで使いやすい設計になっています。

セキュリティ・社内ルールとの関係

オンライン配信を考えるうえで、避けて通れないのが社内ルールとセキュリティの問題です。特に情報システム部門が関わる企業では、ツール選定が担当者の裁量だけで決められないケースも多くあります。

Teamsは社内システムと密接に連携しているため、アカウント管理やアクセス制御の面で安心感があります。実際に「社内イベントの配信はTeamsのみ使用可」と決められている会社も少なくありません。社内完結型のイベントであれば、この制約が大きな問題になることは少ないでしょう。

一方でZoomは、社外参加者を招きやすく、URL一つで参加できる利便性が強みです。その反面、待機室の設定や共有範囲、録画データの扱いなど、事前に確認すべき項目が増えます。ここを曖昧にしたまま進めると、当日になって制限がかかることもあります。

重要なのは、担当者一人で判断しないことです。
必ず社内ルールを確認し、関係部署と情報を共有したうえで進めることが、結果的に一番スムーズです。

オンラインイベントの際は、配信のオペレーターなど外部端末のアクセスもある可能性があります。そのため接続の観点からZOOMの方が優れているといえます。


費用・契約面の考え方

費用の話になると、「Teamsはすでに契約しているから無料」「Zoomは有料だから高い」という見方になりがちです。ただ、社内イベント配信では、この考え方だけで判断するのは少し危険です。

Teamsは既存契約内で使えるケースが多く、追加費用が発生しにくい点は確かにメリットです。ただし、配信規模や運用内容によっては、別途サポートや設定の工数が増えることもあります。その場合、見えないコストがかかっていることも少なくありません。

Zoomは、イベント用途では有料プランやオプションが必要になる場合がありますが、その分、配信の安定性や運営のしやすさを重視した設計になっています。トラブル対応や当日の安心感を含めて考えると、結果的に負担が軽くなるケースも多いです。

費用は「安いか高いか」ではなく、どこにコストがかかっているかを見ることが大切です。


Teamsが向いている社内イベント

Teamsが向いているのは、社内完結型で、業務の延長線上にあるイベントです。たとえば、定例の全社集会や情報共有会、方針説明会などがこれに当たります。

参加者全員が日常的にTeamsを使っており、操作に迷う人が少ない場合は、運営も非常にスムーズです。また、IT部門との連携が取りやすく、セキュリティ面での調整に時間を取られにくいのも利点です。

大きな演出を入れず、内容を正確に届けることが目的のイベントであれば、Teamsは非常に安定した選択肢になります。「慣れている環境で安心して参加してもらう」ことを重視する場合に向いています。


Zoomが向いている社内イベント

Zoomが向いているのは、参加体験や演出を重視した社内イベントです。表彰式、キックオフ、周年イベントなど、「イベント感」を大切にしたい場面では特に力を発揮します。

社外参加者や内定者が含まれる場合でも、参加方法が分かりやすく、事前説明の負担が少ないのも特徴です。オンライン参加に慣れていない人が多いイベントでは、この分かりやすさが大きな安心材料になります。

また、運営側にとっても操作が直感的で、進行と並行して対応しやすいため、当日のトラブルを減らしやすい傾向があります。「失敗したくない」「安心して進行したい」という担当者にとって、Zoomは心強い選択肢です。

まとめ|ツール選びより大切なのは「配信の設計」

TeamsかZoomか、という問いは分かりやすく、つい正解を探したくなります。ただ、社内イベントのオンライン配信において本当に大切なのは、ツールそのものではありません。誰に、どんな体験を届けたいのか。その目的に合わせて配信をどう設計するかが、すべての土台になります。

参加者の属性、イベントの性質、社内ルール、運営体制。これらを整理したうえで選んだツールであれば、大きな失敗は起きにくくなります。逆に、設計が曖昧なままツールだけを選んでも、満足度の高い配信にはなりません。

迷ったときは、「会議ではなくイベントとして成立しているか」を基準に考えてみてください。配信の設計が整えば、TeamsでもZoomでも、社内イベントはきちんと伝わります。

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このコラムを書いた人

株式会社GROWS

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