2025.04.18
東京ビッグサイトで社内表彰式を開催するには?会場選び・演出・運営のポイントを徹底解説!
ミュージカルなどの舞台で主役が急遽出演できなくなった時、たまたま選ばれた代役の方が、その後大活躍することがあります。
ビジネスの世界でも、同じようなことが良く起こります。
例えば、創業者が突然病気や何らかの事情で退任されて、その後任者などが社長として跡を継ぐと、
周囲の人は最初は「この人で大丈夫か?」と心配します。
ところが、この2代目社長が、自分が社長であると認識し「役」を必死に演じようと努力するうちに、
それなりの風格が出てきてどんどん社長らしくなっていきます。
周りの人も、社長の脇を固める役を自然に演じるようになります。
ユニクロの会長・柳井正氏も、まさに同じパターンです
大学卒業後に就職したジャスコを9ヶ月で退職しフリーターをしていた柳井氏を、父親は山口に呼び戻します。
そして、銀行通帳と印鑑を預けて、自分が経営していた2つの洋服店を息子に譲りました。
そんな頼りない新社長を見て、店の社員達は次々と辞めていったそうです。
しかし、父親は諦めず、店の命運を息子に任せ続けました。
そんな父親の態度を見て、「自分が何とかしなくては店が本当に潰れてしまう」
と心の底から思った時に、経営が「他人事」から「我が事」に変わり、
柳井氏が経営者という「役」を演じる覚悟ができたのです。
そうして、取引先の方から謙虚に学び、書籍を大量に読んで経営者像を吸収して、
彼は日本を代表する経営者へと生まれ変わっていきました。
ビジネスの世界では、チャレンジさせる。もしくはチャレンジするということが大事かが良く分かります。
人は、誰かに期待や自分の役を全うとしようと思うとき、角度を上げて成長をします。
店長が出来るかできないか判断に迷うタイミングであれば店長にチャレンジさせることで、その人の成長角度は変わります。
「役」を全うする努力こそが、人を大いに成長させるということです。
逆にいうと、チャレンジが出来ない・もしくはさせない組織というのは成長が停滞していきます。
人事制度上、敢えてチャレンジ・抜擢が出来るように設計することも組織コンディションや成長角度を上げる施策になるのです。
今、チャレンジしてないなって思う方。
一つ上の階段に上がってみたら景色が変わるかもしれませんね。