社内表彰式を盛り上げる演出企画アイデアと取り上げたい定番の賞

働く社員のモチベーションを高めたい。その時に一番多くの企業が実施しているイベントは、「社内表彰式」ではないでしょうか?


社内表彰式は、社内で高い業績を上げたメンバー、価値のあるプロジェクトを遂行したチーム。長く勤めてくれた方への永年勤続など、さまざまな要素で活用されます。


受賞される本人を讃えることで、本人のモチベーションは上がりますし、良しまた頑張ろうと思ってもらえるはずです。そして同時に、それを祝う側の参加者にも闘争心に火が付き、行動のきっかけになったり、ナレッジを共有することで横展開などが可能になります。


今回は、そんな社内表彰式において、価値を高める為の企画をご紹介します。

社内表彰式を盛り上げる為の演出企画アイデア


ここでは社内表彰式をより盛り上げられる、おすすめの演出企画アイディアを9つ紹介します。表彰はなかなか受けられない貴重なものなので、受賞者にとって特別感を得られる演出を行いましょう。

①表彰タイトルアタック映像


【コスト】 ◎◎◎

【演出効果】◎◎◎◎

【驚き度】 ◎◎◎


表彰式の始まりのタイミングでタイトルのアタック映像を流します。

これから表彰式が始まるぞ。という会場内の雰囲気を作ることが出来ます。

表彰式に特別感を出したかったり、流れを一回切りたい時などに重宝されるやり方です。

社内で表彰式のマンネリ等が起きている時には、効果的でしょう。

映像で作るのが、大変な場合はパワーポイントなどでの制作も可能です。

②レッドカーペット演出


【コスト】 ◎

【演出効果】◎◎◎

【驚き度】 ◎◎


会場のセンター部分にレッドカーペットを敷いてみましょう。

受賞者には、レッドカーペットの上を歩いて登壇してもらいます。

人生の中でレッドカーペットの上を歩く経験は、なかなかできることではないため、いつも以上に栄誉感や特別感、華やかさを出せます。用意する備品もレッドカーペットのみになりますので、予算的にもリーズナブルにご用意可能です。

③LED照明ライト


【コスト】 ◎◎◎◎

【演出効果】◎◎◎◎

【驚き度】 ◎◎◎◎


ステージ場での演出として、LEDライトも効果的です。舞台上をLEDライトで染めてみましょう。

一般的なライトよりも特別感が出たり豊富なカラーバリエーションで雰囲気を高められたりするため、一気に雰囲気が変わります。

授賞式に変化を付けたり、グレードを上げたいなどの時に重宝される演出です。

機材が必要になるので、イベント会社に相談するのがおすすめです。

費用対効果にいおいてはコスパの良い企画になります。

④ピンスポットライト


【コスト】 ◎◎◎

【演出効果】◎◎◎◎

【驚き度】 ◎◎◎


ピンスポットライトを活用して、舞台上の栄誉感・特別感を高めます。受賞者を発表するシーンや、スピーチのシーンなど活用の幅は広くあります。また、会場暗転時にピンスポットを活用するとより映えるのでおすすめです。

なお、ピンスポットを使用する際には、会場の備品であるかなどの確認が必要です。利用時は専門のオペレーターが必要になる場合もありますので、ご注意ください。

⑤中継カメラ


【コスト】 ◎

【演出効果】◎◎◎

【驚き度】 ◎◎


お次は、中継カメラです。参加人数が多くなってくると会場が大きくなります。会場が大きくなると、舞台から客席の距離が長くなり舞台上が見えづらくなり、結果的に一体感が生まれづらくなったりしてしまいます。

それらを回避するのが、中継カメラです。中継カメラは家庭用のカメラでも代替できますので、おすすめです。もちろんプロのカメラマンをご用意すれば、相応にレベルが上がっていきます。まずは、家庭用カメラで試してみるのも良いですね。

⑥ムービングライト


【コスト】 ◎◎◎

【演出効果】◎◎◎◎

【驚き度】 ◎◎◎


ムービングライトは「LEDライトの動く版」と捉えてもらって良いかと思います。明るく色とりどりのライトが会場内を動き、照らします。ライトには色々な形があるので、イベントの企画に合わせて設計してみてはいかがでしょうか?会場内に動きを付けたり、変化を付ける際に重宝されます。

⑦受賞者登場アタック映像


【コスト】 ◎◎◎◎

【演出効果】◎◎◎◎◎

【驚き度】 ◎◎◎◎


「受賞者登場アタック映像」とは、動画を使って受賞者を紹介する方法です。

色々な使い方が可能ですが、今回は登壇時に使う映像です。

誰が受賞対象者なのかを煽ったりする効果があります。

ワクワクドキドキ感を作るきっかけになるでしょう。

⑧ナレッジ映像


【コスト】 ◎◎◎◎

【演出効果】◎◎◎◎◎

【驚き度】 ◎◎◎◎


受賞対象者は、どんな行動したから表彰に至ったのか。

何が成果の源泉だったのかを、映像を使って表現致します。事前に受賞対象者様には、撮影を実施させて頂き、

映像にまとめます。

1本の映像にまとめられたナレッジは、イベントの後にも教材として残すことが可能になります。

⑨受賞者ポスター


【コスト】 ◎◎

【演出効果】◎◎◎

【驚き度】 ◎


受賞対象者を、ポスターで掲示する方法もおすすめです。受賞ポイントやお名前をポスターにして掲示することで、特別感や賞賛感を作ることが可能です。額縁に入れて飾るとより一層見栄えの良い演出を行えます。

社内表彰式を開催するメリット


ここからは社内表彰式のメリットを3つ紹介します。社内表彰式の実施は社員だけでなく、企業にとっても良い影響を与えます。社内表彰式は企業内の士気を高めたい場合やビジョンを共有したい場合におすすめの選択肢です。

社員のモチベーションが上がる

社内表彰式で経営層から評価されると、モチベーションアップにつながります。また、表彰されなかった人も「次は自分が表彰されたい」と仕事に対する意欲を高める効果も期待できるでしょう。


とくに、ただ表彰するだけでなく豪華景品や金一封を贈呈すると、よりモチベーションの向上が期待できます。ただし、受賞に際して金品が発生する際は不満が発生しないよう、より明確な評価基準を設けることが重要です。

社員のエンゲージメントが高くなる

社内表彰式をきっかけに社員の企業に対するエンゲージメント向上も期待できます。エンゲージメントとは「愛着」を意味します。社員の努力を企業が正当に評価してくれるとわかれば、社員のエンゲージメントが高まり「もっとこの会社で頑張ってみよう」という気持ちを持てるでしょう。


また、会社に対して愛着がわくと、居心地が良くなります。その結果、離職率の低下やコンプライアンス違反の減少にもつながるでしょう。

社員同士のコミュニケーションが活発になる

社内表彰式は、社員同士が称賛しあうシーンが見られたり、新たな交流が生まれたりするきっかけになります。また、社内表彰式後に懇親会を開催すれば普段は関わらない社員同士の交流も生まれるでしょう。


とくに、社員数が多い大企業では、なかなか他部署との連携をとるのが難しい傾向にあります。社内表彰式を開催し、各部署の社員同士が交流する機会を設けると、関係性向上や新たな業務におけるアイディアの創出などにつながる可能性もあるでしょう。

評価のポイントが明確になる

社内表彰式を実施すると、どのようなポイントで評価されるかが明確になります。企業がどのような評価基準を設けているかがわかれば、社員は業務における目的や目標を設定しやすくなるでしょう。社内表彰式内で、各賞の概要や受賞者について詳しく解説するのがおすすめです。「なぜこの人が表彰されたか」「企業はどのような人を求めているか」を社内表彰式で社員に周知しましょう。

企業のビジョンやマインドが伝わる

社内表彰式の審査基準を通して、企業が目指していることや大切にしているものが社員に伝わります。「自社が何を目標に事業を行っているか」「顧客に対してどのように振る舞うべきか」など、社員に対して会社の方向性を共有できる点も社内表彰式のメリットです。なお、表彰は売り上げや営業成績に関連するものだけでなく、経営方針や社風に基づいたものを設定すると、より企業のマインドが伝わりやすくなります。


社員はただ数字達成を目指すのではなく「会社が〇〇というビジョンを達成するためにこの数字が設定されているのだな」とより深く考えながら業務に邁進できるようになるでしょう。


以下の記事では、社内表彰式の事例を紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

【社内表彰式】俺が今年のNO1だ!高い目標を掲げ連続達成をした伝説の受賞者が誕生

社内表彰式を成功させるポイント


ここからは、社内表彰式を成功させるために知っておきたい6つのポイントを紹介します。はじめて社内イベントを実施する場合、イベントを成功させることができるのかと不安に思う方もいるでしょう。もしも自社で開催準備が難しい場合は、これから紹介する内容を確認のうえ、プロに依頼する方法も検討し、社内表彰式の成功を目指しましょう。

イベントの規模にあわせて予算を組む

イベントを開催する際は、予算が必要です。イベントにおいては、参加者を盛り上げるための演出が不可欠ですが、あまりに多く取り入れるとコストがかさむこともあります。そのため、十分な予算を確保したり、自社の予算にあわせて演出を決定したりしましょう。なお、イベントに必要な費用の一例として下記が挙げられます。


・会場や設備のレンタル費用

・ステージセットや装飾にかかる費用

・映像や台本などコンテンツ作成にかかる費用

・機材オペレーションにかかる人件費

・当日の受付や司会進行の人件費

・表彰状や景品の手配・購入費用など


また、社内表彰式をはじめとしたイベントでは、運営にかかるコストの他にさまざまなコストが発生します。受賞者を決定する際に必要な成績の集計や代表者のスケジュール調整などにかかる人件費が例としてあげられます。イベントの前後をイメージしながら具体的な予算設定を行いましょう。

表彰式に見合った会場を確保する

会場は表彰式の規模や参加者に合わせたものを用意しましょう。部署の表彰式なのか、企業全体での表彰式なのかで、会場の大きさは異なります。参加者を決める際に合わせて会場の規模も決定しましょう。


会場は別途レンタル費用が発生するため、立地やキャパシティだけでなく「予算内におさまるか」という点もチェックしたいポイントです。

準備期間にはゆとりをもつ

大規模な社内表彰式の場合は、スケジュールに余裕を持たせましょう。準備期間が不足していると、式全体のクオリティが低下してしまいます。スケジュールを組み立てる際は構想・計画・実施と段階をわけながら、細かく設定するのがおすすめです。関係者全員でスケジュールを共有し、無理なく準備を進めていきましょう。

表彰の基準を明確にする

社内表彰式では表彰の基準を明確化し、社員の中で不信感が生まれないようにしましょう。また成績優秀者だけでなく新入社員に焦点を当てたり、成果を数値化しにくい部門に焦点を当てたりとさまざまな角度からの表彰を検討します。


数字ではっきりとわかる表彰内容でない場合、周囲からの評価を評価基準に設ける必要があります。この場合、実際に評価の際に挙がったコメントを表彰式で紹介すると「なぜ表彰されたか」が明確になるでしょう。

盛り上がりのタイミングを考えた進行にする

社内表彰式では盛り上がりのタイミングを意識して、台本づくりや進行を行いましょう。事前準備で台本づくりを行う際は、盛り上がるポイントをいくつか設定してシナリオを作っていきます。


台本に会場を盛り上げるための演出を細かく記載すると、関係者が流れを理解しやすくなります。なお、演出だけでなく会場内の装飾にまでこだわると、より雰囲気を高められるため意識してみましょう。

準備やイベント当日の進行をプロにまかせる

社内表彰式は、規模を問わず事前準備から当日の進行まで多くの工数がかかります。担当者は普段の業務と並行して準備を行うため、辛さを感じることもあるでしょう。その場合は外部に依頼するのも一つの手です。


イベント開催のプロに社内イベントをまかせることで、クオリティの高い表彰式を開催可能です。また、当日の進行もスムーズに進むことから表彰式を成功に導けるでしょう。


以下の記事では、社内表彰式の事例を紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

【社内表彰式】こだわりの演出を目指そう!設営/リハーサルは2日間。作りこまれた社内表彰式を開催!

社内表彰式で取り上げたい定番の賞


ここからは社内表彰式で取り上げたい定番の賞を3つ紹介します。初めて社内表彰式を行う際はスタンダードなものからはじめてみましょう。

新人賞

新人賞は年間でもっとも活躍した新人を表彰するものです。営業成績や新規事業への取り組みなどを基準に表彰するケースが多くあります。新人といっても対象は新卒社員や中途入社で1年目の方などさまざまです。新人の中でも「新卒〇年目まで」「中途入社の社員も含める」など、事前に条件を明確にしましょう。新人を表彰することで既存社員のモチベーションを高めるきっかけにもつながります。

バリュー賞

バリュー賞は企業が掲げる価値観や行動指針を業務で体現した人に送られるものです。バリュー賞を設けると、社内に行動指針を浸透させられるメリットがあります。また、他の社員のお手本になる方が表彰されることで、社内での振る舞い方や業務における姿勢を他の社員が理解するきっかけにもなり得ます。

社長賞

社長賞は年間を通じてもっとも企業に貢献した人や活躍した人を表彰するものです。大規模な企業の場合は、一人にフォーカスしにくいため個人だけでなく、チームごとに表彰するのもおすすめです。スタンダードな表彰アイディアのため評価基準がわかりやすく、受賞者以外も納得しやすい傾向があります。


また、普段の業務で社長と関わる機会が少ない企業の場合は、表彰を受けることで「社長から表彰を受けた」と、誇らしい気持ちになるでしょう。

サンクスカード

社内でサンクスカードの仕組みを設け、年間でもっとも多く受け取った社員を表彰するアイディアもおすすめです。


サンクスカードは日々の業務において、ちょっとした感謝の気持ちを伝えることです。用意された「サンクスカード」と呼ばれる小さな紙やカードに、自分が感謝を伝えたい人へのメッセージを書いて渡す、もしくは設置した箱に投函する方法です。こちらは表彰式のために行うのでなく、年間を通して実践しましょう。


表彰式では、上司・部下関係なく感謝の気持ちを伝え、年間でもっとも多くサンクスカードを受けとった人を表彰します。受賞によって本人のモチベーションが高まるだけでなく、社内に感謝を伝え合う文化が根付きます。

社内表彰式の開催方法


最後に、社内表彰式の開催方法を3つ紹介します。社内表彰式は社員が業務の合間をぬう、もしくは休日に参加する必要があるため、現地での参加だけでなく、さまざまな参加方法を用意しましょう。

オフライン表彰式

1つ目の開催方法は、会場を借りるもしくは社内のホールや会議室で行うオフライン表彰式です。従業員数が多く、他部署との交流が少ない会社の場合、大人数が集まれる会場を貸し切って行うと、社員同士がコミュニケーションをとれるため、交流が生まれやすくなるメリットがあります。また、他部署の取り組みを知るきっかけが得られ、業務上で連携をとりやすくなる点もオフライン表彰式のメリットといえるでしょう。

オンライン表彰式

オンライン表彰式は、デジタルデバイスを活用して表彰式を実施する方法です。オンラインの場合、会場費や交通費などはかかりません。しかし、会場で別途配信するための機材費を用意する必要があります。また、機材トラブルを鑑みて開催前に配信テストを実施し、確実に参加できるかどうかも確認しておきましょう。


普段からデジタルデバイスや配信設備を所有しているのであれば、会社も社員も新たなコストがかからないでしょう。企業規模が大きく、さまざまな地域に社員がいる場合におすすめの選択肢です。バーチャル空間を用意するなど臨場感のある演出を意識すると、オンラインでも特別感を得られます。

ハイブリッド表彰式

3つ目のハイブリッド表彰式はオンラインとオフラインの両方を兼ね備えた開催方法です。新型コロナウィルスの流行を機に、新たな選択肢として多くのイベントで採用されています。


表彰式でよく見られるのは、受賞者はオフラインで会場参加、参加者はオンラインで視聴するというかたちです。育児で休日参加が難しい社員や遠方に住んでいる社員もオフラインであれば参加できる可能性があります。より多くの社員に参加してもらいたいなら、ハイブリッド方式がおすすめです。


ハイブリッド表彰式の場合はさまざまなニーズに応えられますが、オンラインとオフラインどちらの準備も必要になるため、ゆとりのあるスケジュールを組みましょう。


なお、ハイブリッド開催にする場合は社員に「どちらの形式で参加するか」を早めに確認する必要があります。オフラインで参加する人数にあわせて会場を用意しましょう。


以下の記事では、社内表彰式の事例を紹介していますので、あわせてチェックしてみてください。

今年のハイブリッドイベントは本気のステージ造作!2000名の満足度を昨年を超えよう!

社内イベントはコミュニケーションの場


社内イベントは、メッセージが伝えやすい最高の場面です。この機会を活用しないことはないので、是非有効活用してみましょう。とくに、表彰式では多くの人の前で自分の頑張りを認めてもらえることから、より業務にモチベーション高く邁進できるようになります。社内の士気を高めたい、社員に同じ目的やビジョンをもって歩んでほしいと考えるなら、社内表彰式がおすすめです。


GROWSでは、今回ご紹介しきれなかった社内イベントの企画コンテンツを多数そろえております。是非、企画に悩んだり、もう少しグレードアップさせたいなどのご要望の際には、ご相談ください。


社内イベントは、社内のコミュニケーションの質を向上させたり、チームワークの醸成。愛社精神やロイヤリティなどを向上させる一つの施策に当たります。


このイベントは、「何故行っているのか?」「何を成し遂げたいのか?」次のステップではどのような世界を描いているのかを考えることがとても大事です。


社内イベントを開催することで、何が動き出し、何がちょっと変わるのか?

是非、よく考えて企画してみてはいかがでしょうか?


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