2024.11.21
社内イベントは意味がない。とお考えの企業様へ!企業成長へのきっかけ作りを解説します。
ビジネスを展開していると様々な課題や困難にぶつかります。
会社の大きい小さいは関係なくそれぞれのステージで戦いがあります。
つまり、挑戦の連続です。
人は挑戦の生き物です。
小さい子供は、1週間位経てば、なにか違うことが出来るようになっています。
それは、大人なら簡単にできる事なのですが、彼らにとっては新しいことです。
生まれたばかりの子どもが
「自分の手を発見」して、手を眺めたり、口に近づけたりしています。
新しいものを発見し、それを人生に取り入れようとしているわけです。
大人なら普通に言葉を操ることはできるのですが小さな子供はそれも挑戦です。
手を見つけたり、言葉を操ったりということはかなり昔に出来るようになってしまったので、
もっと違うことに挑戦していると思います。
例えば、スマホでこの文章を読んでいる人は、以前にスマホを使うということについて、挑戦したはずです。
スマホが普及しだしたのは何年前でしょうか。
当時はまさか、指で画面をなぞるだけでスクロールするなんて、
魔法のようだと感じていたかもしれません。
しかし、今だと
それは当然のこととなっているはずです。
基本的に挑戦は新しいことに対して行うので、
新しい何かを見つけて、
挑戦して、
それを自分の人生に取り込んで、消化する。
それを、今まで、延々と繰り返し続けてきたというのが、人生かなと思います。
しかし、残念なことに放っておくといつの日か挑戦の数は少なくなってきます。
それはなぜかというと、多くのことに挑戦してきた大人は、
「人間の幅」が広がってきているので、挑戦しなくてもいい人生になるからです。
大人と子供をくらべてもそうで、
大人はもう噴水を見つけても飛び込んだりしないし、鳩を見つけても追いかけたりしません。
昔は挑戦したはずなのですが、今はもう、その挑戦があまり意味のないことであることを知ってしまっているからです。
なので、大人になりすぎると、挑戦しなくても良い人生になってしまいます。
また、とてもエキサイティングだと思って挑戦していたことも
いつしか日常になり、退屈になってしまいます。
挑戦し、日常になった結果、人間の幅は広がったはずなのに、人生は退屈になってしまうのです。
それがいいことかどうか、一概にいうことはできませんが。
退屈といえども、安寧に暮らしていけるわけですから、
それは精神的には安定していると思います。
ここで人間2タイプにわかれます。
つねに挑戦し続けないと駄目なタイプと日常が広がって安心して生きていけるタイプです。
一見、挑戦し続けるタイプの方が正解と捉えられやすいのですが、そんなこともありません。
むしろ、人生を幸せに生きていけるのは後者のタイプかなと思います。
もし、一流のシェフが高級食材で作った料理しか美味しいと感じなくなってしまうと
人生、相当、苦しいだろうなと思います。
ということで、挑戦をすると
人間の幅が広がり、
その結果、日常が増えて、刺激的だったことが退屈になり、
ではもっと刺激的なことを探して挑戦し、また人間の幅が広がり、日常が増えていく。
これが人間の成長サイクルと言えますが、それが必ずしも幸せとはつながらない可能性があるということかもしれません。
企業活動も似たようなことが言えて、
いきなりドカーンと売上が伸びた企業よりも、徐々に徐々に売上を伸ばしていった企業の方が、
結果的に長続きするのは成長と退屈のサイクルに関係があるからかなと思います。
一つずつ確実にチャレンジし、一つずつ習得して行くことが結果的に成功に繋がるんですね。