2024.11.21
社内イベントは意味がない。とお考えの企業様へ!企業成長へのきっかけ作りを解説します。
企業の節目のタイミングで実施される周年イベントがあります。
多くの場合10年、20年、30年など10年単位などで実施されることが多く担当者のナレッジが蓄積しずらいという側面があります。
今回は、そういった節目に当たる企業様に向けて周年イベントの成功させるためのポイントを事例と共にご紹介させていただきます。
周年イベントは10周年、20周年と節目のタイミングで実施されます。
企業の節目にこのような場を設けることで、社員の意識や事業に対するビジョンを再認識していただく場を演出することができます。
また、これまでの先輩社員の功績を称えたり、長く企業に貢献していただく為のモチベーションとしても活用ができます。
企業の節目のタイミングで、企業ロゴを刷新したり、新しいビジョンミッションを策定したりと、
敢えて節目のタイミングに重ねることでより高い価値のある企画に進化させることも可能です。
また、周年イベントは社員向けだけでなく、ご協力いただいている企業様やパートナー様に向けた周年イベントを企画することも多くあります。
社外向けのメッセージの場合はキャンペーンと重ねたりとPR効果を狙う企画もございます。
事例:創立50周年企業様
拠点を地方に持ち、長く地元に愛された企業様の50周年イベントをサポートさせていただきました。
社長が50年けん引し、息子様に継承する場としてイベントを活用。
これまで長くけん引された社長への感謝と、これからの決意を固める結束の高まる場となりました。
社内向けの周年イベントの目的をまとめさせていただきました。
周年イベントは、社員にメッセージを伝えるための最高の場です。この節目のタイミングを大切にしメッセージをしっかり残していきましょう!
狙い①自分の会社を理解する
企業には歴史があります。特に周年の節目を迎える企業には必ず物語があり、先駆者がいます。
その先輩たちの努力や思いを理解し、次の世代に繋ぐ。その役割を今の社員たちは担っています。これから次の時代を作っていくために、
自社の歴史を理解しこれからの未来を想像してもらいましょう。
歴史を紐解くことで、自社の強みやターニングポイントが明確になります。
その具体的なエピソードを映像化させたり、インタビューなどを交えて企画コンテンツに落とし込むことも効果的です。
狙い②既存社員のモチベーション向上
現場のモチベーションは、業績にも連動します。
会社の明るい未来を社員に伝えることで現場のモチベーションを高める効果があります。
現場の仕事は、どうしても目の前の業績や売上に影響されやすくなります。敢えてこのようなビジョナリーな場を設けることで、
自分の仕事の価値を認識し、自分の仕事の価値を感じてもらえる場となります。
狙い③社内コミュニケーションの活性化
周年の節目を迎える企業様はおそらく規模も拡大されています。
各セクションごとの業務も細分化され、なかなか顔を合わせる場も少なくなっていきます。
周年イベントは、社内の意識を統一させるきっかけでもあるため、横のコミュニケーションを取りやすくなる場でもあります。
具体的には、懇親会などもセットし、社内コミュニケーションが活性化するような仕掛けをすることがおすすめです。
狙い④企業の一体感
周年のタイミングでは企業としての一体感を意識しましょう。
同じ価値観の基集まった仲間たちです。会社の価値観と自分の価値観が重なる周年のタイミングだからこそ。
全体での一体感は高めやすくになります。
記念撮影や全員で同じアクションをするなど、全体で何かを達成した!何かを作った!など、事後に残る企画を意識すると
一体感を作り上げるきっかけとなります。
周年イベントは節目のタイミングです。何十年という大切な歴史の集大成1日として、
絶対に失敗できないというプレッシャーは担当者様にはあるはずです。周年イベントを成功させるために、そのポイントをご紹介させていただきます。
チェックポイント①目的を明確にしましょう。
全てのイベントに共通していることですが、目的を明確にしましょう。
目的が明確になれば、だれを対象にするのか?も決まってきます。
このイベントは、「何を達成したいのか?」を明確にすることで周年イベントのメッセージが尖っていきます。
企画する上でのポイントは、たくさんの目的を列挙するのではなく、センターピンとなる「何を達成したいのか?」というワンフレーズを磨き上げることにあります。
チェックポイント②プロジェクトチームを編成しましょう
周年イベントは1年、半年など長い期間のプロジェクトになることが多いです。
社内の情報を取りまとめたり、協力を求めるためにはプロジェクトメンバーが必要です。
まずはしっかりとプロジェクトチームのアサインを検討することをお勧めします。
プロジェクトチームの編成方法としては、最初は大人数にせずコアメンバーのみ選抜することがおすすめです。
最初から大人数のプロジェクト化させると意見が分散し、空中分裂しやすくなります。中には業務のない方などもいて
実質的な稼働がなくなり、モチベーションも低下します。
まずは小さい組織で少しずつ巻き込んでいく。100%からスタートではなくミニマムから始める。
を意識すると強いプロジェクトメンバー出来上がります。
チェックポイント③スケジュールをイメージしましょう
1年、半年の期間のスケジュールをイメージしましょう。
細かいスケジュール制作は規格の詳細が決まらないと難しいかと思います。大きなスケジュール感をとらえることでプロジェクトを進めやすくなります。
まずは、周年イベントの本番日を決めることから始めると良いかもしれません。
周年イベントの多くは、創立日の前後で開催されることが多いため日程候補の確定から進めるとその他のスケジュールを決めやすくなります。
スケジュールを作るうえでの注意点とすると、「ヒストリーの映像」や「ビジョン映像」など制作に時間のかかるものから着手すると
安心して本番日を迎えることができます。
チェックポイント④メイン会場を決めていきましょう
上記チェックポイント③と重複しますが、メイン会場のなる場所を決めていきましょう。
会場の予約は約6か月、1年先から予約ができます。早めに動くことでより良い会場を見つけることができます。
人気の会場や丁度良いキャパシティの会場を決めるのには、時間がかかります。
早めの動き出しを進めることで、イベント設計がしやすくになります。
最近ですと、東京⇔大阪の中継型のハイブリッドイベントなど様々な開催手法がございます。
移動交通費の観点なども考えると、拠点間中継のハイブリッド設計もありかと思います。
この辺りの設計の為にも会場の選定は重要となります。
チェックポイント⑤協力会社を選定しましょう
周年イベントの企画から当日の運営までをサポートしてもらえる協力会社を選定しましょう。
社内完結での実施は難しい面あります。会場に関するテクニカル面、企画アイデア面なども考えると協力会社のサポートをもらうことをお勧めしています。
協力会社をジョインさせるメリットとしては、
・社内業務の簡略化を行い、人件費削減
・テクニカル面の調整業務/各種調整の削減
・企画アイデアのご紹介/ご提案
・当日の運営サポート
・ナレッジの蓄積
・他社事例の共有
などメリットが多くあります。一度検討という観点でアプローチしてみると良いかもしれません。
周年イベントで実施する際の、企画アイデアをご紹介させていただきます。
企画①ヒストリームービー
企業の歴史を振り返る映像です。創業者へのインタビューや対談形式。歴史の写真や映像素材などを組み合わせて、
参加する社員が企業の歴史を理解していただくことができます。
企業の歴史の中には未来への種がたくさん詰まっています。イベント後にも活用ができるため制作を検討される企業様が多くいらっしゃいます。
企画②表彰式
長く勤めていただいた社員に向けての永年勤続表彰、高い貢献を行った方への功労賞など。
社員に向けた表彰式を企画してみてはいかがでしょうか?
ご活躍されている社員が表彰されることで、参加している社員全体へのメッセージを作ることができます。
企画③社内コンテスト
周年というタイミングを活用した社内コンテストです。
新規事業のプレゼンやロゴの制作などイベント設計の中に社内コンテストを埋め込むことはいかがでしょうか?
参加型の企画となり、社員の意識を周年イベントに向けるきっかけとなります。
企画④ゲストパフォーマンス
イベントに華を添えるゲストパフォーマンスはいかがでしょうか。
ステージに現れるスペシャルゲストに会場内のボルテージは一気に高まります。
アーティストによる歌のステージ、有識者によるトークセッション、パフォーマンスなど企画は様々ございます。
オープニングのアクトなども効果的です。
企画⑤懇親会企画
懇親会の企画は様々です。
クイズ企画やビンゴ大会、抽選会など楽しい企画を考えましょう。
周年にまつわるクイズやビンゴにすると一体感もあり効果的です。
企画をするポイントは、オペレーションをシンプルに設計することです。複雑なオペレーションは参加者にルールを理解してもらうところから始まります。
複雑なルール設計にするとルールの理解が先行してしまい、楽しむことが後回しになってしまいます。
企画する際には要注意です!
企画⑥イベントロゴ
全体の象徴となるようなイベントロゴを作成することもとても効果的です。
誰もが見たらわかる。そんな状態を作ることも会社全体へのメッセージとなります。
是非、周年に合わせた記念ロゴを検討いかがでしょうか?
企画⑦各種映像企画
オープニング映像やエンディング映像など映像を活用することもおすすめです。
イベント全体のメリハリにもなりますし、メッセージが伝わりやすくなります。映像はスクリーンに注目を集めることができるので
とても効果的に演出ができます。
企画⑧会場造作
会場内やホワイエに周年にまつわる造作などを設置することで、視覚的にメッセージを伝えることができます。
会場の装飾はわかりやすく世界観を演出できます。ライティングなども含めて設計するとより感情移入の出来る空間を演出可能です。
ヒストリーパネルやステージバナー、周年ロゴの立体造作など、作りたい世界観に応じてプランニングすると良いと思います。
この辺りは是非イベントのプロに相談するとアイデア出しからサポートしていただけると思います。
企画⑨記念誌・記念サイト
周年を記念しての紙面や記念サイトの制作を実施する企業も多くあります。
外部公開はせず、あくまでも社内報的に制作するケースも多く事後レポート的な要素も込みになります。
制作する際のポイントは、プロジェクトの企画段階から設計しておくことをお勧めします。
気づいたときには、本番が間近!となると、素材集めに苦労します!
企画⑩記念品
記念品やノベルティの制作をするケースもございます。
イベントロゴの印字されたノベルティは記念にも残ります。消えものと呼ばれる食べものにも刻印などできるため検討してみてはいかがでしょうか?
事例①:製造企業様 創立50周年企業様
拠点を地方に持ち、長く地元に愛された企業様の50周年イベントをサポートさせていただきました。
社長が50年けん引し、息子様に継承する場としてイベントを活用。
これまで長くけん引された社長への感謝と、これからの決意を固める結束の高まる場となりました。
事例②:メーカー企業様 創立100周年企業様
日本を代表する企業様の記念すべき100周年イベントをサポートさせていただきました。
全国10拠点を結ぶハイブリッド型のイベントとなり、制作期間もおおよそ1年という大プロジェクトでした。
北は北海道から南は九州まで全国を渡る中継企画は一体感の塊となりました。
オンラインでも一体感は作れる!そんな事例を周年イベントで実現いたしました。
事例③:飲食企業様 創立40周年企業様
全国展開されている飲食企業様の創立40周年となりました。
1店舗からは始まったこの会社には熱い歴史がありました。その社長の熱い人生を一つのストーリーにに見立て映像化。
参加する全員い共通体験を持ってもらう。そんなイベントをサポートさせていただきました。
周年イベントは企業にとって節目となり、とても大切な1日となります。
この1日に全力で挑む姿勢こそ、企業文化の塊であるとも考えます。一つの目標に向かって企画を一緒に作り上げていく。
そのプロセスの中にこそ周年イベントの本質があるのかもしれません。
イベントはその1日だけのことではなく、日々の連続の中の1日です。
是非、時系列性のあるイベントを企画してみはいかがでしょうか?