【はじめに】周年イベントにゲーム企画を取り入れるメリットとは?
企業にとっての周年イベントは、これまでの歩みを振り返り、社員や関係者への感謝を伝える大切な節目の一日です。しかし、ただ式典を行うだけでは印象が薄くなってしまうことも。そんな時に効果的なのが「ゲーム企画」を活用した盛り上げです。
ゲーム企画を取り入れることで、参加者同士の交流が活発になり、自然と笑顔があふれます。特に社員参加型のゲームは、社歴や部署を超えた一体感を生み出し、イベント全体の満足度をぐっと高めてくれます。
ゲーム企画を選ぶときのポイント
周年イベントでゲーム企画を導入する際には、「面白そうだから」だけではなく、会場・参加者・運営体制などの条件を総合的に見て選ぶことが成功の鍵です。以下では、選定時に特に注目すべき5つの観点を、具体例とともに解説していきます!
1. 参加人数の規模と構成
ゲームは、「全員参加型」と「代表者参加型」に大きく分かれます。
実務のコツ
「部署ごとに1人出す」など明確な基準があると、現場での混乱を防ぐことができます。全員参加型を選ぶ場合は、誘導スタッフの配置やマイク数の確保なども忘れずにしましょう。全員参加型の企画は大人数になるほどシンプルなゲーム設計が求められます。
2. 年齢層・属性に配慮したルール設計
周年イベントでは、新入社員からベテラン社員、場合によっては取引先や家族も参加することがあります。ゲームは「誰でも理解できるルール」が大前提です。
- 若手中心のイベント → スマホを使ったデジタル系ゲームや動きのあるゲーム
- 年配者も多いイベント → クイズ形式やビンゴなど、静的で分かりやすいゲーム
実務のコツ
初めての人にも分かるように、「実演デモンストレーション」を取り入れるとオペレーションの安定感が増します。司会がルールを読み上げるだけでは不十分なケースもあるため、視覚的な補助が重要です。是非デモンストレーションの時間も企画の中に盛り込んでいきましょう。
3. 所要時間とタイムテーブルへの組み込みやすさ
周年イベントはスピーチ、表彰、歓談、記念撮影など、要素が盛りだくさん。ゲームの所要時間が長すぎると、他の進行に支障が出ます。
- 短時間で完結するゲーム → ○×クイズ、ジェスチャー系、ビンゴ(15分以内)
- じっくり盛り上げるゲーム → チーム対抗戦、発表系、一芸披露(20分〜30分)
実務のコツ
プログラム全体の中で「盛り上がりのピークをどこに持ってくるか」を明確にし、ゲームを配置しましょう。司会進行台本には「時間管理ポイント」も記載しておくと安心です。
4. スペースとの相性・会場レイアウト
会場の広さや形状によって、できるゲームとできないゲームがあります。
- 広い会場(宴会場、ホールなど)
→ 動きのあるゲーム、ステージ演出付きゲームが可能です。企画のバラエティも広くなるので是非いろいろ試してみましょう!
- 狭い会場(会議室、レストラン)
→ クイズ形式や着席状態でできる企画を選定する必要があります。 会場の広さや形に合わせて企画を考えていきましょう。
- 屋外(社屋敷地、公園など)
→ 借り人競争、リレー系、音響を考慮したゲームが◎屋外は盛り上がりますがケガには特に注意をしましょう。
実務のコツ
必ず事前に「レイアウト図面」を入手し、ステージ・スクリーン・通路・座席との動線を確認しましょう。
また、ゲーム中にどの方向に視線が集まるかも計算すると、撮影演出との連携が取りやすくなります。
5. 準備の手軽さとオペレーション負担の有無
企画がいくら面白くても、準備に多くの工数がかかりすぎると現場は回りません。
また、当日のスタッフ人員も限られている中で「運営負荷が少ない」ことはとても重要です。オペレーション負荷の高い企画は、進行にスタッフが必要になったりもしますので綿密に計画していきましょう。
実務のコツ
運営スタッフの人数に応じて「社内で制作」「外注」を切り分けておくと、当日の混乱を防げます。
GROWS(私たち)のようなイベント会社に一部演出や進行を外注するのも、効率的な選択肢のひとつです。
周年イベントでおすすめゲーム企画10選
1. ジェスチャー伝言ゲーム
進行例:
- 各チーム代表者を前方に呼び出し、一列に並ぶ
- 司会者が1番目の人にだけ「お題カード」を提示(例:カラオケ、野球、寿司職人など)
- 1番目 → 2番目にジェスチャーで伝達。声出し・接触は禁止。
- 最後の人が答えを発表し、正解なら1ポイント
ポイント:
- ジェスチャー中はBGMを流して空白を埋める
- チームごとに時間制限を設けてテンポよく
- 面白シーンを撮影し、後日映像公開して二次活用
2. 社長を探せ!
進行例:
- あらかじめ社長+5名ほどの幹部が“変装”してスタンバイ
- ステージ上に一人ずつ登場(サングラス・マスク・カツラなど)
- 司会が各人物に軽い質問(「最近のマイブームは?」など)
- 参加者が拍手や投票で「この人が本物!」と選択
- 正体発表で会場が盛り上がる
ポイント:
- 音楽や照明で「クイズショー風」の演出に
- 正体を隠すため、変装はプロのスタイリストに依頼も可
- 本物の社長は最後にサプライズでスピーチする演出も◎
3. オリジナルクイズ大会
進行例:
- スライド形式で全員に出題(プロジェクター使用)
- 回答はチームでフリップに記入、またはスマホ回答
- 回答発表 → 正解解説(軽く笑いを入れた解説がベター)
- 最多正解チームに景品贈呈
事前準備:
- 問題例:「創業年は?」「○○さんの前職は?」「初代オフィスの場所は?」
- 10問程度+決勝戦用タイブレーク問題も用意
ポイント:
- 問題文に画像や動画を入れると臨場感アップ
- 回答時間は1問につき30秒程度が目安
4. ビンゴ+ミッションゲーム
進行例:
- ビンゴカードを配布(マス目に「上司と写真を撮る」「今日初めて会った人と握手」など)
- 制限時間内にできるだけ多くのマスをクリア
- 達成数やライン完成数で景品抽選
事前準備:
- オリジナルビンゴカードを印刷
- 写真・動画ミッションの場合はSNS共有も促す
ポイント:
- 「席を立って動ける」ことで会場に動きが出る
- 撮影系ミッションではフォトスポットを用意すると◎
5. チーム対抗○×クイズ
進行例:
- スクリーンに2択クイズを出題(例:「弊社の創業者の誕生日は○月である。○ or ×?」)
- チームごとに○ゾーン/×ゾーンへ移動
- 正解者のみ残り、最後まで勝ち残ったチームが優勝
演出工夫:
- ゾーン移動時に音楽やライトでテンションUP
- フリップ代わりに○×パドルを配布するのも◎
ポイント:
- 司会が「解説と補足エピソード」を軽妙に挟むと飽きさせない
- 全員が立って移動することで会場が一体化
6. 社員の赤ちゃん写真あてゲーム
進行例:
- スクリーンやパネルに10枚ほどの赤ちゃん写真を掲出
- チームで「これは誰か?」を予想し、用紙に記入
- 正解発表は、該当社員が前に出て自己紹介+小話で盛り上げ
事前準備:
- 事前に社員に写真提出を依頼(参加意思も確認)
- 名前が分からないように加工・番号付け
ポイント:
- 経営層やベテラン社員の写真がウケる
- 家族参加型イベントでは親子で楽しめる場にもなる
7. お絵かき伝言リレー
進行例:
- チーム5人でリレー形式。最初の人だけがお題を確認
- 各人20秒で絵を描き、その絵だけを次の人に見せる
- 最後の人が何を描いたかを回答 → 正解発表で爆笑
準備物:
- ホワイトボード or スケッチブック/マーカー
- お題は簡単な名詞(例:東京タワー、カレー、ゾウなど)
ポイント:
- 絵の進化過程を後からスライドで振り返るとさらに盛り上がる
- スケッチブック版なら後日展示や社内イントラ掲載にも◎
8. ミニ表彰付き・一芸披露大会
進行例:
- あらかじめ出演希望者を募り、エントリー順に披露(1人1分)
- 観客による投票タイム → 投票集計 → 結果発表&表彰
演出案:
- BGMや照明で“本気のステージ感”を演出
- 司会は芸人風に盛り上げるとウケが良い
ポイント:
- 応援グッズやサイリウムを配布して“応援文化”を演出
- 表彰名もユニークに:「感動したで賞」「まさかの特技で賞」など
9. 借り人競争(アレンジ型)
進行例:
- チーム代表が「お題カード」を1枚引く(例:「今日誕生日の人」「九州出身の人」)
- 条件に合う人を探して、手を繋いでステージまで連れてくる
- 先着順でポイント加算
事前準備:
- お題は社員のプロフィールを元に作成(面白ネタ混ぜると◎)
- 景品は「借りられた人」にも用意して感謝を
ポイント:
- 交流が自然に生まれる企画なので、初対面の多いイベントに最適
- 身に着けアイテム(「私は〇〇です」シールなど)と連動させると探しやすくなる
10. スマホ参加型リアルタイム投票ゲーム
進行例:
- 参加者にURL/QRコードを配布し、スマホからアクセス
- クイズやアンケートにリアルタイムで回答
- 回答結果がスクリーンに反映 → 正解発表 or 投票結果で歓声
ツール例:
- Kahoot!、Slido、Mentimeterなどを活用
- セキュリティ面も安心な法人向けプランあり
ポイント:
- ハイブリッドイベントやリモート参加型イベントでも活用可
- 投票テーマは「もっとも声がいい社員は?」などエンタメ寄りでも盛り上がる
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