実録!社内懇親会
会社のファミリーデーを盛り上げる企画アイデア|縁日・屋台・祭りで家族が楽しめる社内イベントに
会社のファミリーデーを企画することになったものの、「実際に何をやればいいのだろう」と悩んでいる担当者の方も多いのではないでしょうか。
社員の家族を会社へ招待するだけではイベントとして物足りない。一方で、子ども向けのゲームばかりを用意してしまうと、社員本人や大人の家族がただ付き添っているだけになってしまいます。
ファミリーデーを考えるうえで大切なのは、子どもを楽しませることだけではありません。
普段どんな場所で働いているのか、どんな仲間と仕事をしているのか、会社にはどんな雰囲気があるのか。普段はなかなか見えない「会社で過ごしている時間」を家族に知ってもらう機会でもあります。
そして、せっかく家族に来てもらうのであれば、説明を聞いて帰るだけではなく、「今日は楽しかったね」と家に帰ってからも話題になるような一日にしたいものです。
そこで今回は、企業イベントを企画・制作しているGROWSの視点から、ファミリーデーを盛り上げる企画の考え方と、縁日や屋台を使った具体的なアイデアを紹介します。

1.企業のファミリーデーとは?
企業が開催するファミリーデーとは、社員の配偶者や子どもなどを職場やイベント会場へ招き、会社について知ってもらいながら、社員とその家族が一緒に楽しむイベントです。
オフィスを開放して開催するケースもあれば、ホテルやイベントホールを借り、数百名規模で実施するケースもあります。内容も会社見学、仕事体験、社員食堂の利用、ステージイベント、ワークショップ、縁日などさまざまです。
こうしたイベントには、社員同士の交流だけを目的とした懇親会とは少し違った役割があります。
社員にとって会社は毎日のように通う場所ですが、家族からすると、意外と知らない場所です。会社名や仕事内容は知っていても、どんな人たちと働いているのか、どんな雰囲気なのかまでは分からないことも多いでしょう。
ファミリーデーでは、そんな会社の内側を家族に見てもらうことができます。
いつも一緒に働いている仲間を家族に紹介したり、子どもが親のデスクに座ってみたり、家族同士で話したりすることで、会社が少し身近な存在になります。
つまりファミリーデーは、社員だけではなく、その社員を支えている家族まで含めて会社との接点をつくるイベントだと考えると、企画の方向性も見えやすくなります。
2.ファミリーデーを成功させる企画の考え方
ファミリーデーを企画するとき、つい「子どもが楽しめるものを用意しよう」と考えがちです。
もちろんそれも大切なのですが、子ども向け企画だけで会場を構成してしまうと、大人は荷物を持って後ろから見守るだけになってしまいます。
理想は、子どもだけではなく社員本人も、その家族も参加者になれることです。
例えば射的なら、子どもが挑戦したあとにお父さんやお母さんも挑戦できます。輪投げなら家族対抗戦にもできますし、ストラックアウトなら親子で合計点を競うこともできます。
こうした企画では、誰か一人が楽しんでいるのではなく、周囲にいる家族も一緒になって参加できます。
もう一つ意識したいのが、参加方法を決めすぎないことです。
ファミリーデーには小さな子どもを連れた家族もいれば、中学生や高校生の子どもが参加する家庭もあります。夫婦だけで来場するケースもあるでしょう。年齢も家族構成も違う参加者全員に、同じプログラムを一斉に体験してもらうのは難しいものです。
好きな時間に好きな場所へ行ける企画をいくつか用意しておく。このくらいの自由さが、ファミリーデーではちょうど良い場合があります。
3.ファミリーデーと「祭り・縁日」は相性がいい
その意味で、ファミリーデーに取り入れやすいのが祭りや縁日です。
祭りの良いところは、説明がほとんどいらないことです。
射的を見れば何をするのか分かりますし、ヨーヨーが並んでいれば子どもは自然と近づいていきます。大人にとっても、輪投げや射的は子どもの頃に一度は経験したことがある企画なので、初めて参加するイベントでも入りやすい雰囲気があります。
また、会場内を自由に歩ける点もファミリーデーに向いています。
受付を済ませたら、射的へ行く家族もいれば、まず屋台で食事をする家族もいる。子どもがヨーヨー釣りをしている間に、社員同士が近況を話すこともできます。
主催者が「交流してください」と言わなくても、ゲームや屋台の周囲に人が集まり、そこから自然に会話が生まれていきます。
これが祭りというフォーマットの面白いところです。
4.ファミリーデーを盛り上げる縁日・祭り企画10選
① 射的
縁日の定番ですが、ファミリーデーでも人気の高い企画です。
子どもだけでなく大人も参加しやすく、「お父さんの方が本気になっている」といった光景もよくあります。親子で得点を競ったり、社員同士で勝負したりできるため、世代を問わず使いやすい企画です。
景品を会社のオリジナルグッズにするなど、企業イベントらしいアレンジを加えても面白いでしょう。
② 輪投げ
ルールが分かりやすく、小さな子どもでも参加しやすいのが輪投げです。
投げる位置を年齢によって変えれば、子どもと大人が同じゲームで遊べます。回転も比較的早いため、参加人数の多いファミリーデーにも取り入れやすい企画です。
③ ヨーヨー釣り
会場に水とカラフルなヨーヨーが並んでいるだけでも、一気に祭りらしい雰囲気が生まれます。
特に幼児から小学生くらいまでの子どもが多いイベントでは人気が出やすく、持ち帰ったヨーヨー自体がお土産になることも魅力です。
④ スーパーボールすくい
ヨーヨー釣りと合わせて、子ども向けの縁日エリアをつくる場合におすすめです。
単独で配置するよりも、ヨーヨー釣りやお菓子つかみなどと近くに配置して「キッズ縁日」のようなエリアにまとめると、会場全体も分かりやすくなります。
⑤ 千本引き
たくさんの紐から一本を選び、その先につながっている景品を獲得する千本引きは、子どもにとっても分かりやすい抽選企画です。
何が当たるか分からないワクワク感があるので、ゲームそのものより景品を楽しみに参加する子どももいます。
イベントの最後まで参加してもらうための抽選企画として活用することもできます。
⑥ お菓子つかみ
参加のハードルが低く、小さな子どもでも楽しみやすい企画です。
お菓子を取るというシンプルな内容ですが、自分で取ったものを持ち帰れるため満足感があります。参加賞的な位置づけで設置しておくのも良いでしょう。
⑦ ストラックアウト
少し体を動かすコンテンツを入れたい場合は、ストラックアウトが使いやすい企画です。
親子で合計点を競う、社員と子どもで対戦するといった形にも展開できます。
周囲から結果が見えるので、挑戦していない参加者も一緒に盛り上がれるのが特徴です。
⑧ 巨大輪投げ
通常の輪投げよりサイズを大きくすると、それだけで一つのアトラクションになります。
大規模な会場では、小さなゲームだけを並べると全体が少し寂しく見えることがあります。巨大ゲームを会場の中央や入口近くに置くことで、視覚的なアクセントになり、写真を撮りたくなる場所もつくれます。
⑨ 巨大だるま落とし
親子で力を合わせられる企画として面白いのが、大型のだるま落としです。
普段なかなか体験できないサイズ感なので、会場の目玉コンテンツにもなります。
ゲームをする本人だけではなく、周囲の参加者が見て楽しめるため、大人数のファミリーデーにも向いています。
⑩ 親子で挑戦するMATSURI BATTLE
複数の縁日ゲームを、それぞれ独立したブースで終わらせず、一つの企画としてつなげる方法もあります。
受付で家族ごとにカードを渡し、射的、輪投げ、ストラックアウトなどを回りながらポイントを集めていきます。最後に合計点を集計し、上位の家族を表彰します。
こうすると「次はどこへ行こうか」「あと何点取ればいい?」という会話が自然に生まれます。
縁日を遊ぶだけで終わらず、家族みんなで一つのイベントに参加している感覚をつくることができます。
5.ゲームと同じくらい「屋台」が大切
ファミリーデーで祭りを開催するなら、ゲームと一緒に考えたいのが飲食です。
かき氷、ポップコーン、わたあめ、フランクフルト、焼きそば、唐揚げ、ラムネなど、祭りらしいメニューが並ぶだけでも会場の雰囲気は大きく変わります。
屋台には、もう一つ大切な役割があります。
それは、人が立ち止まる場所をつくることです。
ゲームは参加したら次の場所へ移動しますが、食事は少し時間がかかります。社員同士が家族を紹介したり、「お子さん何歳ですか」と会話が始まったりするのは、こうした何気ない時間だったりします。
イベントを盛り上げるために、常に何かをさせる必要はありません。
何もしなくていい時間と場所をきちんと用意することも、ファミリーデーでは大切です。
6.子どもが「パパ・ママの会社」を好きになる仕掛け
ファミリーデーを開催するのであれば、祭りを楽しんでもらうだけでは少しもったいないと思います。
せっかく会社へ来てもらうのですから、「ここがお父さんの会社なんだ」「お母さんはこんな人たちと働いているんだ」と感じてもらえる仕掛けを入れてみてはいかがでしょうか。
例えば会社のロゴを入れた提灯をつくったり、コーポレートカラーの法被を用意したり、オリジナルの縁日通貨を発行したりする方法があります。
子ども用の社員証を作り、受付で首から下げてもらうだけでも楽しさは変わります。
さらに会社見学や仕事体験を組み合わせれば、ファミリーデーならではのイベントになります。
イベント終了後に子どもから「また会社に行きたい」と言ってもらえたら、それは社員本人にとってもうれしいものです。
7.ファミリーデーでは会場設計にも配慮する
通常の社内懇親会とファミリーデーでは、会場設計で考えなければならないことが少し違います。
特に小さな子どもが参加する場合は、ゲームの面白さだけでなく、安全に会場を歩けるかまで考える必要があります。
ベビーカーで通れる通路幅があるか、ゲームの待機列と移動導線が重ならないか、休憩できる椅子が十分にあるか。授乳やおむつ替えができるスペース、子どもが疲れたときに少し休める場所なども確認しておきたいところです。
また、人気ゲームを一か所に集中させないことも重要です。
300名、500名と参加者が増えてくると、内容そのものより人をどう分散させるかが運営上のポイントになります。
会場全体を見ながら、ゲーム、飲食、休憩、ステージをバランスよく配置することが必要です。
8.参加人数によってファミリーデーのつくり方は変わる
50~100名程度のファミリーデーであれば、射的、輪投げ、ヨーヨー釣りなど3種類程度のゲームに、簡単な会場装飾や飲食を組み合わせるだけでも十分楽しめます。
100~300名規模になると、ゲームを5種類程度に増やし、屋台やフォトスポット、ステージ企画を組み合わせることで会場内に複数の楽しみ方をつくれます。
300名を超える場合は、8種類程度のゲーム、大型コンテンツ、屋台、ステージなどを組み合わせ、会場全体を一つの祭りとして設計していく考え方が必要です。
人数が多くなればなるほど、「何をやるか」だけではなく「一時間に何人参加できるか」まで見ておく必要があります。
9.ファミリーデーは企画以上に運営が大切
縁日ゲームや屋台を考えている時間は楽しいのですが、実際にイベントを開催するとなると、準備することはかなり増えます。
ゲーム機材の搬入、景品準備、会場装飾、受付、各ブースのスタッフ、行列整理、屋台運営、ゴミ処理、安全管理、そしてイベント終了後の撤収まで必要です。
さらにファミリーデーでは、小さな子どもも参加します。
大人だけのイベントなら問題にならない段差やケーブル、什器の角などにも気を配らなくてはいけません。
だからこそ、面白い企画を考えることと同時に、「当日どう動かすか」まで設計しておくことが大切です。
10.会社のファミリーデーを丸ごと祭りにする「OFFICE MATSURI」
GROWSでは、企業イベント向けの出張縁日サービス「OFFICE MATSURI」を展開しています。
射的、輪投げ、ヨーヨー釣りなどの縁日ゲームだけではなく、景品、屋台、会場装飾、スタッフ、設営、当日運営、撤収まで、会場と参加人数に合わせて組み合わせることができます。
私たちがつくりたいのは、縁日道具を会社に並べるだけのイベントではありません。
社員が自分の家族を同僚に紹介する。子どもが親の働いている会社を見て楽しむ。家族同士がゲームをしながら自然に会話する。
そんな時間まで含めて「会社のお祭り」だと考えています。
ファミリーデーの内容がまだ決まっていなくても構いません。
参加人数や会場、開催時期など、現在決まっている条件から、どんなイベントがつくれるのかを一緒に考えることができます。
社員だけではなく、その社員を支えている家族にも会社を好きになってもらう。
ファミリーデーを開催するのであれば、一日遊んで終わるイベントではなく、「この会社、なんだかいいな」と家族にも感じてもらえる時間をつくってみてはいかがでしょうか。

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