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実録!社内懇親会

周年イベントで盛り上がるゲーム企画!暗証番号を集めて金庫を開ける「THE SAFE!」

周年イベントの懇親会では、クイズ大会や抽選会、チーム対抗ゲームなど、参加者が一緒に楽しめる企画を取り入れることが多くあります。

もちろん、一つひとつのゲームを面白く作ることは大切です。ただ、懇親会全体で見ると、ゲームが始まった瞬間だけ盛り上がり、終了すると通常の歓談へ戻るという構成になりがちです。せっかく周年という特別な日に社員が集まるのであれば、複数の企画を一つにつなぎ、イベント全体を使って楽しめる仕掛けを作る方法もあります。

そこで今回ご紹介するのが、「THE SAFE!金庫を開けろ」です。

ステージ上には、一つの大きな金庫があります。しかし、その扉を開けるために必要な4桁の暗証番号が分かりません。

参加者は懇親会の中で4つのMISSIONに挑戦し、クリアするたびに暗証番号を1桁ずつ獲得します。すべての数字がそろったところで暗証番号を入力し、最後は会場全体でカウントダウン!

3、2、1……OPEN!

金庫の中から周年記念のプレゼントやサプライズが登場します。

THE SAFEの特徴は、金庫を開けることだけではありません。通常なら別々に行うクイズやチームゲームを、すべて「金庫を開けるためのMISSION」に変えられることです。

この記事では、周年イベントの懇親会全体に一つのストーリーを作るゲーム企画「THE SAFE!」について、基本ルールからMISSIONの作り方、当日の進行、金庫OPENの演出まで具体的に解説します。


1.「THE SAFE!金庫を開けろ」とは?

THE SAFEは、複数のゲームに挑戦しながら暗証番号を集め、最後に金庫を開ける参加型ゲームです。

基本となるのは4桁の暗証番号です。イベントの冒頭で金庫を登場させ、参加者へ「この金庫を開けるためには4つの数字が必要です」と説明します。

その後、懇親会の中でMISSIONを実施します。

1つ目のMISSIONをクリアすると「7」、2つ目で「2」、3つ目で「9」。そしてFINAL MISSIONをクリアすると、最後の「5」が公開されます。

これで暗証番号は「7295」。

すべての数字がそろったところで金庫へ入力し、扉を開けます。

ここで重要なのは、暗証番号そのものを推理するゲームではないことです。参加者が挑戦するのは、会社クイズ、HIGH&LOW、チーム対抗ゲーム、代表者チャレンジなど。それぞれのゲームをクリアした報酬として数字を獲得します。

つまりTHE SAFEは、一つのゲームというより、複数のゲームを一つにつなげるための大きな設定です。

そのため、企業や参加者に合わせて中身を自由に変更できます。


2.懇親会全体を一つのゲームとして楽しめる

通常の懇親会では、乾杯、歓談、ゲーム、再び歓談、抽選会というように、それぞれのコンテンツを順番に進めます。

THE SAFEでは、最初に「金庫を開ける」というゴールを会場全体で共有します。

MISSION1が終了しても、数字は1桁しか分かっていません。その後に歓談へ戻っても、ステージ上には開いていない金庫が残っています。

しばらくしてMISSION2が始まり、2桁目が判明。さらにMISSION3へ進み、少しずつ暗証番号が完成していきます。

この構成なら、60分、90分の懇親会であれば、歓談の合間にMISSIONを一つずつ実施できます。

参加者にとっては、ゲームが一度終わっても企画自体は終わっていません。「あと2桁残っている」「最後に何が入っているのだろう」という期待を残したままイベントが進みます。

ゲームを懇親会の途中に入れるのではなく、懇親会全体を一つのゲームとして考える。

これがTHE SAFEの一番面白いところです。


3.暗証番号を獲得するMISSIONは自由に組み合わせる

THE SAFEで実施するMISSIONに決まった内容はありません。参加人数や会社の雰囲気、イベントの目的に合わせて組み合わせます。

例えばMISSION1は、全員参加の会社○×クイズ。最初はルールが分かりやすく、誰でも参加できるゲームからスタートします。

MISSION2ではテーブル対抗の写真クイズを実施し、チームで相談して回答。MISSION3では各テーブルから代表者を選び、30秒ピッタリチャレンジ。そしてFINALでは会場全員でHIGH&LOWに挑戦する、といった構成が考えられます。

4つすべてを会社クイズにしてしまうと、後半は少し単調になります。

そのため、全員で考える、チームで相談する、代表者を応援する、最後はもう一度全員で挑戦するというように、参加方法を変えることをおすすめします。

周年イベントであれば、MISSIONの一つだけ会社の歴史や商品、周年に関係するクイズにしてもよいでしょう。すべてを会社ネタにする必要はなく、周年らしさと純粋なゲームの楽しさを混ぜるくらいがちょうどよいバランスです。


4.THE SAFEは30分でも90分でも構成できる

THE SAFEだけを懇親会のメインゲームとして30分程度で実施する場合は、4つのMISSIONを連続して進めます。

最初の3分程度で金庫を登場させてルールを説明し、MISSION1へ。5分程度のゲームをクリアしたら1桁目を公開し、そのままMISSION2へ進みます。

4つの数字を約25分で集め、最後の5分で暗証番号入力からSAFE OPENまで見せれば、30分程度のコーナーとしてまとめられます。

一方、THE SAFEらしさをより出しやすいのは、懇親会全体へMISSIONを分散させる方法です。

乾杯後に最初のMISSIONを実施し、その後20分程度歓談。次のMISSIONを行ったら、また食事や歓談へ戻ります。

こうすると、歓談を邪魔することなく、イベントの中に定期的な盛り上がりを作れます。

ゲーム時間を長くするのではなく、金庫が開くまでの時間を長くする。この考え方で構成すると、最後のSAFE OPENへの期待も高まります。


5.金庫を開けたら「何が起こるのか?」を最初に決める

THE SAFEを企画するときは、MISSIONの内容を考える前に、金庫を開けた瞬間に何が起こるのかを決めておくことをおすすめします。

最も分かりやすいのは豪華景品です。金庫の中に周年記念のプレゼントを入れておき、ゲームの優勝チームや抽選で選ばれた参加者へ贈ります。

ただ、周年イベントなら景品以外の展開も考えられます。

例えば金庫の中から「NEXT 10 YEARS」と書かれたキーが登場し、そのまま社長のメッセージへつなげる。次の周年で開封するタイムカプセルを登場させる。エンディング映像を再生するためのアイテムを入れておく。

サプライズゲストを予定しているのであれば、金庫からゲストにつながるヒントが出てきても面白いでしょう。

金庫を開けること自体をゴールにするのではなく、SAFE OPENを周年イベントの次の展開へつなげることで、単なるゲームではないフィナーレを作れます。


6.周年イベントなら「なぜこの金庫があるのか」まで作る

金庫を置いてゲームをするだけでも企画としては成立しますが、周年イベントで実施するのであれば、その会社ならではの設定を加えることで、THE SAFEを周年コンテンツの一つとして見せることができます。

例えば50周年であれば、「50年間封印されていたANNIVERSARY SAFE」という設定にします。75周年なら、次の100周年を意識して「100周年への鍵が入ったTIME SAFE」としてもよいでしょう。100周年という大きな節目であれば、「100年間受け継がれてきたLEGACY SAFE」とするなど、周年の意味に合わせて金庫の存在理由を作ります。

こうした設定があると、参加者にとって金庫を開ける目的が分かりやすくなります。単に景品が入った箱を開けるのではなく、会社の節目に用意された特別な金庫を、会場にいる全員で協力して開けるというストーリーに変わるからです。

暗証番号にも会社に関係する数字を取り入れられます。創業年や周年数、第一号商品の発売年、会社にとって象徴的な出来事が起きた年などを使えば、ゲームを進めながら自然に会社の歴史へ触れることができます。

一方で、ストーリーを作り込みすぎる必要はありません。

参加者が理解する内容は、4つのMISSIONに挑戦し、クリアするたびに暗証番号を1桁ずつ獲得し、最後に4桁をそろえて金庫を開ける。この流れだけで十分です。

周年らしい設定は期待感を高めるために使い、参加方法そのものはシンプルにしておくことが大切です。


8.全員が参加できるゲームにする

ステージ上で代表者だけがMISSIONに挑戦し続けると、客席の参加者は次第に見る側になってしまいます。

THE SAFEでは、MISSIONごとに参加方法を変えることで、会場全体を巻き込みます。

会社クイズなら、各テーブルで答えを相談する。代表者チャレンジなら、テーブル全員で代表者を選び、結果を応援する。HIGH&LOWなら、最後は会場全員が一斉に回答する。

参加人数に大きな制限はありません。数十名ならフリップや挙手でも運営できますし、数百名以上ならスマートフォン回答やテーブル単位の集計を使えます。

重要なのは、すべてのMISSIONを同じ方法で進めないことです。

考える、相談する、応援する、全員で選ぶ。

参加方法に変化を付けることで、イベント全体にメリハリが生まれます。


まとめ|「ゲームをやる」から「イベントそのものをゲームにする」へ

周年イベントの懇親会では、ゲームやクイズを入れること自体は珍しくありません。

THE SAFEが少し違うのは、それらを別々の余興として扱わないことです。

最初に一つの金庫を登場させ、「今日、この金庫を開ける」というゴールを全員で共有する。

その後に行うクイズも、チーム対抗ゲームも、代表者チャレンジも、すべて金庫を開けるためのMISSIONになります。

ゲームが終わるたびに暗証番号が一つずつ増え、少しずつゴールへ近づいていく。そして最後の数字がそろったところで、会場全体でカウントダウン。

3、2、1……OPEN!

この瞬間をイベントの一番の見せ場にします。

難しいルールや大掛かりなゲーム装置が重要なのではありません。複数のコンテンツに「金庫を開ける」という共通の目的を持たせることが、この企画のポイントです。

歓談の途中にゲームを入れるのではなく、歓談も含めたイベント全体に一つのストーリーを通す。

THE SAFEは、周年イベントそのものを一つのゲームとして楽しめる参加型企画です。

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このコラムを書いた人

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS代表。企業の周年イベントや社内表彰式、キックオフ、内定式など、インナーブランディングを軸としたイベントプロデュースを多数手がける。単なる「盛り上がり」で終わらせず、組織の想いをカタチにし、人と人をつなぐ企画づくりを信条に、現場第一でプロデュースを行っています。

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