会社のエンゲージメントを高めた社内イベントの事例。意識統一が会社を救う。

ある会社の事例です。

その会社様からご相談を受けた際、その切迫した感じからも喫緊の課題であることは容易に想像ができました。

何度かにわたってミーティングを繰り返し、コンサルティングをさせていただいていくうちに

その会社様に必要なことは、落ち着いて立ち止まってゆっくりと深呼吸をすることだというように感じるようになりました。

その会社様の業態は建設業です。

大勢の社員を抱え、支店支所も数多くあります。

ほとんどの社員が仕事がら現場に出向くことがほとんどで、

慎重さの求められる繊細な作業や、一歩間違えれば命をも落とすような危険な作業を行っています。

仕事はあるものの、危険、きつい、厳しいとい代表的な3K職場であったため、

ケガをする社員も後を絶たず、人材の流動性に経営側は悩んでおられました。

福利厚生や健康管理に関する会社の考えもお伺いすると、

保障制度はやはり充実しているもののそれだけでは社員の流出は止められず、

また健康管理の面でも業界の慣習なのでしょう、現場ではいつもラジオ体操をすることが日常になっているとのことでした。

こういった点を考慮し、この会社様にあった社内イベントをご提案する運びとなるのですが、

この場合単に表彰式やゲームのようなイベントを行っても、人材の流動性を低くすることは難しいと判断しました。

この会社様に今必要なアドバイスは、社員一人一人の心の落ち着きであり安心感を得ることであり、

しかもそれが業務にも直結し、社員の満足度も高まるような内容のイベントです。

そこでご提案差し上げたのが、慣習で行っているラジオ体操の前に行う瞑想です。

各人が自分の席に背筋を伸ばして座り、深呼吸をしてから瞑想を行います。

現場に行く人は出発する車の中で、既に現場入りしている人は一人になれる時間の時に瞑想をします。

最低1日1回、最初は1分間からスタートし、その時間を徐々に長くしていきます。

深呼吸によって意識して心を落ち着け、全身の筋肉を弛緩し身も心もリラックスさせます。
何も考えずに「無」の状態になることで、脳がクリアになりその後の生産性が高まるこの瞑想をご提案させていただきました。

比較的年齢層の高い世代の社員が多い会社様なので、

始めた当初はその効果に疑問を持つ社員のいたようですが、

社長がその効果を実感していることでこのプロジェクトは一気に進み、

今では自分の心に乱れを感じたらすぐに瞑想する社員が増えたとのことです。

そしてその後のご報告では、まず業務上におけるケガや事故が大幅に減ったこと、

そして結果として業務効率がアップしたということです。

瞑想とは、何も静かなところで座禅を組んで行う必要はなく、

たとえ周囲に雑音があったとしても意識して心を落ち着かせれば、どこでも瞑想はできます。

もちろん静粛に満ちた場所で、座禅を組める場所であればそれに越したことはありませんが、

車の中、移動の電車の中、便座に座ったトイレの中などでもできます。

それぞれの置かれた状況に応じて、出来るとき、その気になれる時に行うという気軽な感じが良かったのかもしれません。

多くの社員が休日にも瞑想を趣味とするようになり、自宅では入浴中に行ったり、

家族も瞑想を行うようになったというその後の報告は、当社としてもうれしい限りです。

社内イベントとは、多くの社員が集ってゲームやアトラクションを行うというイメージがありますが、

何もそれだけではありません。

当社がご提案する社内イベントとは、少人数から行うものあれば、

イベントのイメージとは大きくかけ離れた内容のものまで準備しております。

大切なことは、その会社や組織にとって今何が必要であり、その問題解決に向けてどこ

が最も近道であるかということをお伝えし示すことです。

これが働き甲斐のある会社にするためのインナーアプローチであり、手法の一つです。

この考えのもと私たちGROWSは今日も多くのお客様のご相談に耳を傾けております。

社内イベント成功のカギは、企画と同時に会場選びとも言えます。

企画に合わせた会場を選ぶことでより効果を発揮することが出来ます。

ちょっといつもと違うコンセプト、違う企画を実現したいなら、是非一度ご相談ください。

社内イベントをもっと良くしたい。もっともっと成長の機会にしたい。

マンネリ化してしまっているなどの、ご相談は是非GROWSまで。

よろしくお願いします。

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