実録!社内懇親会
懇親会で会話が生まれるゲーム!チームで挑戦「共通点を5つ見つけろ!」
懇親会の目的として、社員同士の交流を挙げる企業は多くあります。
せっかく全社員が集まるのであれば、普段一緒に仕事をしているメンバーだけではなく、部署や年代、勤務地の違う社員とも話してほしい。そう考えて、あえて混合テーブルを作るケースもあります。
ただ、席を一緒にしただけで自然に会話が始まるとは限りません。
特に初対面に近い社員同士の場合、自己紹介まではできても、その後に何を話せばよいのか分からなくなることがあります。自由歓談の時間を長く取っても、気が付けば普段から知っている人同士で話していた、ということも珍しくありません。
そこで、会話そのものをゲームにしてしまいます。
今回ご紹介するのが、「共通点を5つ見つけろ!」です。
ルールはとても簡単。同じテーブルに座っているメンバー全員に共通することを、制限時間内に5つ見つけます。
例えば、「全員兄弟姉妹がいる」「全員旅行が好き」「全員朝はコーヒーを飲む」など。正解は用意されていません。そのテーブルにいるメンバーによって、答えはすべて変わります。
共通点を探すためには、相手に質問する必要があります。
旅行は好きか。学生時代に何をしていたか。休日はどう過ごしているか。仕事で異動した経験はあるか。
ゲームを進めているうちに、相手のことが少しずつ分かってくる。これが、この企画の一番の面白さです。
この記事では、懇親会で使えるコミュニケーションゲーム「共通点を5つ見つけろ!」のルールから、300名規模での進め方、当日の運営方法まで具体的に解説します。

1.「共通点を5つ見つけろ!」とは?
このゲームでは、懇親会の各テーブルを1チームとして進めます。
5~8名程度のメンバーで、全員に共通していることを探します。
例えば6名のテーブルで「海外旅行に行ったことがある人?」と質問したとします。5名が該当しても、1名が海外へ行った経験がなければ共通点にはなりません。
次に「学生時代に運動部だった人?」と聞いてみる。今度は6名全員が該当すれば、一つ目の共通点が完成です。
このように質問を重ねながら、5つの共通点を探していきます。
ただし、「全員同じ会社で働いている」「全員今日この会場に来ている」など、その場にいるだけで成立する内容は禁止にします。
少し会話をしなければ分からないことを探すからこそ、ゲームとして意味が出てきます。
特別な知識も運動能力も必要ありません。入社年次や役職に関係なく参加できるので、懇親会のテーブルゲームとして扱いやすい企画です。
2.なぜ自然に会話が生まれるのか?
この企画が交流ゲームとして使いやすい理由は、参加者へ無理にコミュニケーションを求めないところにあります。
知らない社員同士に「積極的に交流してください」と伝えても、何を話せばよいのか分からなければ会話は続きません。
一方、「5つの共通点を見つけてください」と言われれば、やることが明確になります。
共通点を見つけるためには、誰かが質問をしなければなりません。
食べ物、旅行、趣味、学生時代、住んでいる場所、仕事の経験。最初は簡単な質問でも、共通点にならなければ別の質問へ進みます。
その中で偶然同じ趣味が見つかったり、同じ地域に住んでいた経験が分かったりすると、ゲームとは関係のない会話へ自然に広がっていきます。
つまり、この企画で大切なのは「5つ見つける」という結果だけではありません。
共通点を探す過程で、テーブルのメンバーがお互いについて知ることに意味があります。
3.基本ルールはシンプルにする
ゲーム時間は5分程度からスタートすると進めやすくなります。
各テーブルには、事前に回答用紙とペンを置いておきます。回答欄は「共通点①~⑤」の5つで十分です。
MCからルールを説明したら、全テーブル一斉にスタートします。
最初から細かなルールをたくさん設定する必要はありません。
「全員に当てはまること」
「簡単すぎる内容は禁止」
「5分以内に5つ見つける」
まずはこの3点だけで始めます。
300名、50テーブル程度の規模でも、各テーブルの中だけでゲームが進むため、全員をステージへ集めたり、一人ずつ回答させたりする必要はありません。
また、スクリーンに残り時間を表示すると、懇親会の歓談ではなくゲームとしての雰囲気が出ます。
残り1分、30秒でMCからアナウンスを入れ、最後はカウントダウン。時間になったら一度ペンを置いてもらいます。

4.まずは5つ探す。その後にゲームを少し難しくする
最初のROUNDでは、とにかく共通点を5つ見つけてもらいます。
ここでは珍しさを競う必要はありません。
全員旅行好き、全員ラーメン好き、全員兄弟がいる、といった内容でも十分です。まずはテーブルのメンバーが質問し合い、会話が始まることを優先します。
5分が終了したら、いくつかのテーブルへ回答を聞いてみます。
他のチームの回答を聞くと、参加者も共通点の探し方が分かってきます。
そこで、後半ROUNDへ進みます。
今度のテーマは、「他のテーブルでは出なさそうな共通点を一つ探してください」です。
ここから少しゲーム性が上がります。
「全員コーヒー好き」では他のテーブルとかぶりそうなので、もっと深く話す必要があります。
全員学生時代に文化部だった。全員北海道へ旅行した経験がある。全員同じアーティストのライブへ行ったことがある。
こうした少し珍しい共通点を探そうとすると、自然と質問の内容も深くなっていきます。
前半で話しやすい空気を作り、後半で少し踏み込む。この順番にすると、初対面が多いテーブルでも無理なく進められます。
5.質問に困ったときは「テーマ」だけ用意しておく
ゲームが始まると、すぐに質問が出るテーブルもあれば、何から聞けばよいのか迷うテーブルもあります。
そのため、運営側ではいくつかのテーマを用意しておくと安心です。
例えば、旅行、食べ物、趣味、スポーツ、学生時代、休日、出身地、仕事など。
参加者へ30問の質問リストを配布する必要はありません。それでは書かれた質問を順番に確認する作業になってしまいます。
スクリーンの端に、
旅行/趣味/学生時代/食べ物/仕事
といったキーワードだけを表示しておくくらいで十分です。
会話が止まっているテーブルがあれば、フロアスタッフから「学生時代の話を聞いてみると見つかるかもしれません」とテーマだけ伝えます。
考える余白を残しておく方が、そのテーブルらしい共通点が出てきます。
6.300名規模では、全回答を採点しない
300名程度で実施すると、6名1チームでも約50テーブルになります。
各テーブルが5つ共通点を出せば、全部で250個です。
これを運営側が一つずつ確認して点数を付けようとすると、集計だけでかなり時間がかかってしまいます。
そこで、大人数では全回答を採点しません。
最初のROUNDは「5つ見つけたらクリア」で各テーブルの自己申告にします。
後半は、その中から一番面白いと思う共通点を1つだけ提出してもらいます。
回答用紙に最初から「BEST COMMON」の記入欄を作っておけば、各チームは最後に代表回答を一つ選ぶだけです。
紙で回収してもよいですし、スマートフォンから送信しても構いません。
運営側では提出された回答から5~10個程度を選び、最後にスクリーンで紹介します。
すべてを正確に採点するよりも、参加者が会話する時間を長く取ることを優先した方が、この企画の目的には合っています。
7.最後は会場全体で「面白かった共通点」を共有する
ゲームの最後には、各テーブルで見つけた共通点を会場全体でも共有します。
例えば、
「8人全員、学生時代に吹奏楽部だった」
というテーブルがあるかもしれません。
別のテーブルでは、
「全員、今年北海道へ行っていた」
という偶然が見つかるかもしれません。
こうした回答をMCが紹介すると、参加者も他のテーブルでどんな会話が行われていたのかを知ることができます。
その中から、社長や役員に「BEST COMMON賞」を選んでもらってもよいでしょう。
会場投票や拍手で決める方法もあります。
ただし、勝敗を厳密に決める必要はありません。
最後に数チームの回答を紹介し、会場全体で笑ったり驚いたりする。この時間があれば、ゲームとして十分に締まります。
8.30分で行う場合の運営の流れ
300名規模の懇親会であれば、全体を30分程度にまとめると扱いやすくなります。
最初の3分でルールを説明し、その後5分間で共通点を5つ探します。終了後に2~3テーブルの回答を紹介し、ゲームの感覚を会場全体で共有します。
続いて後半ROUNDへ移り、3~5分程度で「他テーブルとかぶらない共通点」を探します。
各テーブルでBEST COMMONを一つ決めて提出したら、数分間の歓談時間を入れ、その間に運営側で紹介する回答を選びます。
最後の5~7分で面白かった回答を紹介し、BEST COMMON賞を発表すれば終了です。
ゲームを30分間ずっと続けるというより、話す時間、全体で共有する時間、もう一度話す時間を交互に作ることで、テンポの良い懇親会コンテンツになります。
9.テーブル編成まで考えると、企画はさらに面白くなる
このゲームは、普段から一緒に働いている社員だけで実施しても成立します。
ただ、コミュニケーションを目的にするなら、部署や年代を混ぜたテーブルの方が面白くなります。
若手、中堅、ベテラン。本社、地方拠点。営業、管理、技術。
一見すると共通点が少なそうな人たちを同じテーブルにするほど、意外な共通点が見つかったときの驚きも大きくなります。
仕事上の接点がなくても、出身地が近かったり、同じスポーツをしていたり、同じ店が好きだったりすることがあります。
「仕事では関わらない人」から、「一つ共通点を知っている人」へ変わるだけでも、その後の話しやすさは変わります。
周年イベントや全社懇親会のように、多くの社員が集まる機会だからこそ、テーブル編成まで含めて設計すると効果を出しやすくなります。
まとめ|話してくださいではなく、「話す理由」を作る
懇親会で社員同士の交流を増やしたいと考えたとき、自由歓談の時間を長くするだけでは十分ではありません。
特に普段接点のない社員同士では、最初の話題を作ることが一番難しいからです。
「共通点を5つ見つけろ!」では、その最初のきっかけをゲームが作ります。
共通点を探すために質問する。相手の答えを聞く。そこからまた次の質問が生まれる。
その中で、同じ趣味だったり、同じ場所へ行った経験があったりすると、ゲームを離れた会話へ自然に広がっていきます。
大きな共通点である必要はありません。
同じ食べ物が好き、同じスポーツをしていた、同じ場所へ旅行したことがある。それだけでも、知らない相手との距離は少し縮まります。
300名規模でも各テーブルで同時に進められ、特別な機材もほとんど必要ありません。
交流してくださいとお願いするのではなく、話したくなる理由を用意する。
「共通点を5つ見つけろ!」は、懇親会の中で自然なコミュニケーションを作りたいときに取り入れやすいゲーム企画です。
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