2024.11.21
社内イベントは意味がない。とお考えの企業様へ!企業成長へのきっかけ作りを解説します。
社内表彰や社内コンテストといった名前で「表彰制度」を導入している企業は多いと思います。
また今後導入を検討している企業もあることでしょう。
そういった企業は、「社員のヤル気を引き出させる」「モチベーションをあげる」「社員間の競争意識を植えつける」
といった目的であることが想像できます。
また中には、かつては導入していたけれども現在は廃止した、
という企業もあることでしょう。そういった企業の廃止理由は「公平性維持のため」「差をつけることへの疑問」であったり
「社員からの申し出」という場合もあるようです。
このように社内表彰に対しては二極化している傾向にあると言えます。
どちらの立場の意見も理解はできますが、果たして社内表彰とは実際に必要なものなのでしょうか?
社内表彰を「する側」と「される側」で考えてみましょう。
まず「する側」とは即ち経営サイドです。
経営側からすれば、他の社員に対して模範となるような活躍をしたり、
売り上げに大きく貢献するなどの成果をあげた社員のインセンティブ評価として社内表彰は活用されます。
それによって「他の社員にも追随して欲しい」「次は自分が獲るという意欲を引き出させたい」といった思惑があります。
経営側からすればこれがきっかけとなった波及効果を狙うのは当然ですよね。
では「される側」はどういった心境なのでしょうか?
表彰された人はいい気分になるでしょうし、経営側の目論むように表彰されなかったことで奮起する社員もいることでしょう。
しかし中には表彰されないことで「自分とは無関係」とか「差別されているような気分」と受け取る人も少なからずいます。
パワハラとまでは言いませんが、それがきっかけで会社に対して居づらさや無気力を感じてしまうケースもあるのです。
このように考えてくると、社内表彰はインセンティブ評価としての人事考課の材料にはなるものの、
全体で見た場合必ずしもベストの状態をキープできるとは限りません。
では経営の求める売り上げに貢献しながら、
社員の誰しもが生き生きと輝き続けるための社内表彰制度というのはあるのでしょうか?
結論から言えばあります!
具体的にお話しましょう。
それは単なる売り上げや利益といった数字で見える部門での表彰だけでなく、
目に見えない部門やアシスト的な部門での表彰制度を設けることです。
つまり誰もが表彰可能な部門の表彰制度を多岐に設けることで、これまで表彰に縁のなかった社員にも可能性を与えることです。
「される側」である社員からすれば、「する側」の経営が社員全体のことをきちんと見ているという
メッセージ性も同時に伝わるという効果もあります
社員にも営業が得意な人もいれば、企画、分析が得意の人もいますし、
裏方で後方支援を得意とする人もいます。そういった様々なセクションの人にスポットライトを当てることで
雰囲気が変わってきます。
アメリカの心理学者マズロー博士のモチベーション理論によれば、人間には次の五段階欲求があると言います。
第一段階:生理的欲求→食べる、飲む、寝るといった生存分野
第二段階:安全的欲求→健康、安全といった生活環境分野
第三段階:社会的欲求(帰属欲求)→仲間や組織といった社会分野
第四段階:尊厳的欲求(承認欲求)→尊敬や賞賛といったプライドの分野
第五段階:自己実現的欲求→自己能力を活かした創造的活動への憧れなど夢の分野
誰しも人間であれば「褒められる」「讃えられる」「認められる」ことに対し不快に感じる人はいないはずです。
社内表彰はまさにこの第四段階に該当し、それが満たされることで第三段階を改めて認識し、
そして更には最終の第五段階に自動的に進んでいくことが期待できます。
多くの社員が表彰されるような社内表彰制度に変えただけで、業務の質と生産性が向上し、
会社へのエンゲージメントが高まり、結果的に離職率も減ることで組織の活性化を見込むことが出来ます。
そして何よりも社員の能力の起爆剤になる可能性を十分に秘めているのです。
社内イベントは、メッセージが伝えやすい最高の場面です。
この機会を活用しないことはないので、是非有効活用してみましょう。
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社内イベントは、社内のコミュニケーションの質を向上させたり、チームワークの醸成。
愛社精神やロイヤリティなどを向上させる一つの施策に当たります。
このイベントは、「何故行っているのか?」「何を成し遂げたいのか?」
次のステップではどのような世界を描いているのかを考えることがとても大事です。
社内イベントを開催することで、何が動き出し、何がちょっと変わるのか?
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