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実録!社内懇親会

周年イベントで盛り上がるゲーム企画!30秒で魅力を伝える「プレゼンバトル」

周年イベントの懇親会では、クイズや抽選会、チーム対抗ゲームなど、さまざまな企画が考えられます。

せっかく多くの社員が集まるのであれば、ステージを見ているだけではなく、テーブルのメンバー同士で話しながら参加できる企画を入れたいところです。ただし、ルールが複雑だったり、考える時間が長すぎたりすると、懇親会というより研修やワークショップのような雰囲気になってしまいます。

そこで今回ご紹介するのが、「30秒プレゼンバトル」です。

例えば、各テーブルへ出されるお題が、

「会社の受付」

だったとします。

参加者は3分間の作戦会議を行い、この受付を魅力的に紹介する方法を考えます。

ただし、普通に紹介するだけではありません。

「この受付を1億円の商品として売ってください!」

という条件を加えます。

いつも通っている会社の受付に1億円の価値を付けるとしたら、何を魅力として伝えるのか。デザインなのか、そこで生まれるコミュニケーションなのか、それとも誰も気づいていない新しい使い方なのか。

チームでアイデアをまとめたら、代表者が30秒だけプレゼンします。

普段は当たり前だと思っているものから、どれだけ面白い価値を見つけられるか。

今回は、周年イベントの懇親会で楽しめる「30秒プレゼンバトル」のルールから、お題の作り方、当日の進行、大人数での実施方法まで解説していきます。


1.「30秒プレゼンバトル」とは?

30秒プレゼンバトルは、指定されたお題の魅力をチームで考え、30秒間のプレゼンで競うゲームです。

基本は懇親会のテーブルをそのまま1チームとして使用します。

最初にスクリーンへお題を表示します。

例えば、

MISSION
「会議室」を世界中の企業が欲しくなるように売り込め!

という問題です。

各テーブルには3分程度の作戦時間を用意します。

会議室のどこに価値があるのか、どんな名前を付けるのか、いくらで販売するのか。実際には存在しない機能を追加しても構いません。

大切なのは、正しい商品説明を作ることではありません。

普段見慣れているものを別の角度から見て、チームで新しい魅力を作り出すことです。

作戦時間が終了したら代表者が30秒間プレゼンし、審査員や参加者投票によってポイントを決定します。


2.「普通のもの」だからこそ面白くなる

このゲームでは、最初から魅力的な商品をお題にする必要はありません。

むしろ、普段は誰も売ろうと思わないものの方が面白くなります。

例えばコピー機。

普通に説明すれば、コピーやスキャンができるオフィス機器です。

しかし、

「このコピー機を100万円で売ってください」

というMISSIONになった瞬間、考え方が変わります。

コピー機の周りには社員が集まるから、社内コミュニケーションを生み出す装置として売る。毎日大量の資料を生み出しているので、会社の情報を最も知っている機械として紹介する。

少し視点を変えるだけで、さまざまなアイデアが出てきます。

社員食堂、会社の入口、会議室、ホワイトボード、社員証など、毎日見ているものほど参加者が共通のイメージを持っています。

専門知識がなくても意見を出せるため、部署や年代が違う社員を混ぜたチームでも参加しやすいゲームです。


3.基本ルール|3分考えて、30秒で伝える!

ルールはできるだけシンプルにします。

最初にお題を発表し、各チームで3分間の作戦会議を行います。

この時間で、お題の魅力、売り方、キャッチコピーなどを考えます。

作戦時間が終了したら、代表者が30秒間プレゼンします。

30秒という短さも、この企画のポイントです。

5分間のプレゼンでは、話すことが得意な社員が有利になります。一方、30秒であれば長い資料も必要なく、チームで考えたアイデアを一つか二つに絞って伝えることができます。

プレゼン終了後は、審査員や会場投票によって得点を決定します。

通常は3~5ROUND程度。全体で20~30分程度にすると、懇親会の1コーナーとして実施しやすくなります。


4.「追加条件カード」でプレゼンが一気に変わる

30秒プレゼンバトルをさらに面白くするのが、追加条件です。

お題だけではなく、もう一つ条件を設定します。

例えば、

お題:社員食堂
条件:1億円で売る

という組み合わせです。

別のROUNDでは、

お題:会議室
条件:小学生に売る

でも構いません。

ほかにも「海外の人に売る」「100年後の商品として売る」「社長に買ってもらう」「世界初の商品として紹介する」など、さまざまな条件を設定できます。

同じお題でも条件が変われば、プレゼンの内容はまったく違うものになります。

条件カードをBOXからランダムに引く演出にすると、何が出るか分からない面白さも加わります。


5.すぐ使える!30秒プレゼンのお題例30選

お題は、誰でも知っているものを中心に選びます。

オフィスにあるもの

  1. 会社の受付
  2. 会議室
  3. オフィスチェア
  4. コピー機
  5. ホワイトボード
  6. 社員食堂
  7. 給湯室
  8. エレベーター
  9. 休憩スペース
  10. 自分のデスク

会社に関係するもの

  1. 自社の商品
  2. 自社サービス
  3. オフィス
  4. 福利厚生
  5. 社内イベント
  6. 社内報
  7. 制服
  8. 社用車
  9. 名刺
  10. 会社ロゴ

少し遊べるお題

  1. 会社にある傘
  2. ボールペン
  3. 紙コップ
  4. 社員証
  5. 会議室の時計
  6. コピー用紙
  7. ホワイトボードマーカー
  8. オフィスの観葉植物
  9. 社内Wi-Fi
  10. 会社の入口

高価なものや珍しいものを用意する必要はありません。

参加者全員が知っているものだからこそ、同じお題から違う発想が出てくる面白さがあります。


6.代表者だけが頑張るゲームにしない

プレゼン形式のゲームで気をつけたいのが、発表する一人だけの企画になってしまうことです。

そのため、3分間の作戦会議をゲームの中心として考えます。

誰かが商品の魅力を考え、別の人がキャッチコピーを出す。価格設定を考える人がいて、最後に内容を30秒へまとめる人がいる。

代表者は、チームで作ったアイデアを最後に伝える役目です。

発表者をROUNDごとに交代する方法もあります。

1ROUND目は若手社員、2ROUND目は中堅社員、FINALは管理職など、発表者に条件を付ければ、毎回違う社員がステージに立つこともできます。

プレゼン能力を競うのではなく、チームで一つの商品価値を作るゲームとして設計することが大切です。


7.審査は「話し方」より「発想」を見る

審査基準もシンプルにします。

話し方が上手だったかだけで評価すると、営業職やプレゼン経験の多い社員が有利になってしまいます。

そこで、例えば「IDEA」「VALUE」「IMPACT」の3項目で評価します。

IDEAは発想の面白さ。VALUEは、普段気づかなかった魅力を発見できているか。IMPACTは、30秒で印象に残ったか。

審査員を社長や役員にしてもよいですし、会場全体の投票で決めても構いません。

特に周年イベントでは、社長が「その売り方なら本当に買いたい」と感じたプレゼンへ特別賞を出すなど、ゲームらしい評価方法も使えます。


8.大人数ならFINALだけステージで実施する

参加者が数百名いる周年イベントでは、すべてのテーブルが30秒ずつ発表すると時間がかかります。

その場合は、全チームでアイデアを考えるところまでは同じにし、各ブロックから代表チームを選びます。

例えば50テーブルなら、10テーブルずつ5ブロックに分け、各ブロックから1チームを選出。最後に5チームだけがステージでFINALプレゼンを行います。

別の方法として、各チームが30秒動画を撮影し、運営側で数作品を選んで上映することもできます。

参加人数が増えても、全員がアイデアを考える時間を作ることはできます。

ステージに上がる人数を調整することと、ゲームに参加する人数を減らすことは別です。

大人数では、この考え方が運営上のポイントになります。


9.FINALは「この会社」を30秒で売り込む!

前半はコピー機や会議室、社員食堂など、少し遊びのあるお題で進めます。

ゲームに慣れてきたところで、FINALのお題を発表します。

「この会社を30秒で売り込んでください!」

ここだけは、少し周年イベントらしいテーマに変えます。

会社の歴史を説明する必要はありません。

商品やサービスでも、社員でも、社風でも、仕事でも構いません。チームが考える「この会社の一番の魅力」を一つ選び、30秒にまとめます。

最初はコピー機の価値を探していた参加者が、最後は自分たちの会社の価値を探す。

周年だからといって最初から会社について真面目に議論するのではなく、ゲームを楽しんだ先に会社を考える時間を置くことで、重くなりすぎず自然に周年テーマへつなげることができます。


まとめ|会社の「当たり前」を面白がってみる

周年イベントというと、会社の歴史や未来のビジョンなど、大きなテーマを扱うことが多くあります。

もちろん、それらは周年イベントにとって大切なコンテンツです。

ただ、会社らしさは大きな出来事だけにあるわけではありません。

毎日通る受付、いつもの会議室、社員食堂、オフィス、商品、制度。社員にとって当たり前になっているものの中にも、その会社ならではの特徴があります。

30秒プレゼンバトルでは、そんな身近なものを一度違う角度から見てみます。

これを本気で売るなら、どこを魅力にするだろう?

そう考えると、普段は気づかなかった価値が見つかることがあります。

そして最後は、自分たちの会社そのものを30秒で売り込んでみる。

楽しみながらアイデアを出し、チームで一つの答えを作り、最後には会社の魅力をもう一度考えてみる。

30秒プレゼンバトルは、社員の発想力とコミュニケーションを使って、会社の「当たり前」を面白いコンテンツに変える周年イベント企画です!

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このコラムを書いた人

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS代表。企業の周年イベントや社内表彰式、キックオフ、内定式など、インナーブランディングを軸としたイベントプロデュースを多数手がける。単なる「盛り上がり」で終わらせず、組織の想いをカタチにし、人と人をつなぐ企画づくりを信条に、現場第一でプロデュースを行っています。

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