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島田の独り言

社内イベントの企画で大切なこと。僕が「現場感」にこだわる理由

僕がイベントを作るときに、大切にしている「現場感」の話。

今日は、僕が社内イベントを企画するときに大切にしていることについて、少し書いてみようと思います。

イベントの仕事をしていると、企画の面白さだったり、演出の華やかさだったり、どうやったら参加者に楽しんでもらえるかということを日々考えています。

もちろん、それはそれですごく大切なことです。

ただ、僕自身がイベントを作るうえで、結構大切にしていることがあって、それが「現場感」です。

ここでいう現場感というのは、イベント本番の現場のことではなく、普段それぞれの職場で働いている社員の皆さんの感覚のことです。

例えば、店舗で接客をしている人だったり、営業でお客様のところを回っている人だったり、工場で働いている人だったり。

そういう皆さんが、会社のイベントに参加してどう思うんだろう?ということを、僕は企画を考えるときによく意識しています。

もともと僕も現場の人間だったので

僕はもともと居酒屋で店長をやっていました。

飲食業界で現場の仕事を長くやっていたので、今でも自分の中にはその頃の感覚が結構残っているんだと思います。

居酒屋の店長という仕事は、なかなか大変な仕事です。

日々の売上を追いかけながら、お客様に満足してもらわなければいけないし、アルバイトスタッフのことも考えなければいけない。人が足りなければ自分が動くしかないですし、予定通りにいかないことなんて日常茶飯事です。

もちろん、会社としての方針や目標もあります。

でも、現場で働いていると、正直それどころじゃない日もあるわけです。

目の前のお客様の対応だったり、今日の売上だったり、明日のシフトだったり。そんなことを考えながら毎日仕事をしているわけで、経営者が考えている会社の未来のことばかりを考えているわけではありません。

これは別に、現場の人が会社のことを考えていないという話ではなくて、そもそも日々向き合っているものが違うんですよね。

僕自身もそういう環境で仕事をしてきたので、現場で働く人の気持ちは、ある程度わかるつもりでいます。

だからなのか、今の仕事でも経営者や人事の方と打ち合わせをしているときに、ふと現場で働いている社員の皆さんのことが気になることがあります。

この話って、実際に店舗で働いている人にはどう聞こえるんだろう。

この企画を見て、現場の人たちは面白いと思ってくれるんだろうか。

そんなことを考えてしまうんです。

経営者の想いを伝えるだけでは、ちょっと足りないと思う

社内イベントの仕事をしていると、経営者の皆さんが社員に伝えたいことを聞く機会がたくさんあります。

これから会社をどうしていきたいのか、どんな組織を作りたいのか、社員にどうなってほしいのか。

どの会社にもそれぞれの想いがあって、話を聞いていると、なるほどなと思うこともたくさんあります。

ただ、その想いをそのままステージの上から伝えたとして、社員の皆さんにちゃんと届くかというと、そこはまた別の話なんじゃないかと思っています。

経営者の言葉って、どうしても大きな話になりがちです。

市場環境がどうとか、今後の成長戦略がどうとか、中長期的なビジョンがどうとか。

もちろん会社にとっては必要な話ですし、社員の皆さんにも理解してもらうべき内容だと思います。

でも、普段現場で働いている人からすると、それが自分の毎日の仕事とどうつながっているのか、なかなかイメージできないこともあるんじゃないでしょうか。

僕が居酒屋の店長をやっていた頃の感覚で考えると、会社の方針を聞いて納得することと、それを聞いて明日から頑張ろうと思うことは、少し違う気がします。

だから僕らイベント制作会社は、単純に経営者が伝えたいことをきれいな映像や資料にするだけでは足りないと思うんです。

そのメッセージを聞いた人が、自分の仕事と結びつけて考えられるようにすること。

ここに、イベントを企画する意味があるんじゃないかと考えています。

現場の人が「今日のイベント、良かったね」と思ってくれたら嬉しい

これは僕が勝手に思っていることなんですが、社内イベントって、参加する社員の皆さんにとっては必ずしも楽しみなものばかりではないと思うんです。

会社の行事だから参加するという人もいるでしょうし、仕事を調整して参加している人もいるはずです。

特に店舗や工場など、普段の業務を止めることが難しい職場であれば、イベントに参加すること自体が結構大変だったりします。

そんな中で時間を作って参加してもらうわけですから、やっぱり来て良かったと思ってほしいですよね。

僕は社内イベントを作るとき、参加した人たちが帰り道に、

「今日のイベント、結構良かったね!」

なんて話をしてくれたら嬉しいなと思っています。

さらに欲を言えば、次の日に職場に戻ったとき、少しでも前向きな気持ちで仕事をしてもらえたら最高です。

例えば、表彰式で同じ会社の仲間が頑張っている姿を見て、自分ももう少し頑張ってみようかなと思ったり。

普段はなかなか話す機会のない人と交流して、会社の中にこんな面白い人がいたんだと知ったり。

経営者の話を聞いて、自分たちの仕事が会社の未来につながっているんだなと感じたり。

そういうことって、普段の仕事の中ではなかなか得られないものだと思います。

イベントって、どうしても当日の盛り上がりに目が向きがちなんですが、僕としては、その後の仕事に何かが残ることのほうが大切なんじゃないかと思っています。

格好いいイベントと、良いイベントは少し違う

僕らはイベント制作会社なので、当然ながら演出にもこだわります。

大きなスクリーンを使ったり、照明で会場を盛り上げたり、映像を作ったり。そういう仕事は僕も好きですし、イベントならではの面白さだと思っています。

ただ、格好いいイベントを作ることと、良いイベントを作ることは、必ずしも同じではないんですよね。

ものすごく格好いいオープニング映像が流れて、会場も盛り上がった。でも、その後に何が伝わったかというと、あまり覚えていない。

それでは、ちょっともったいないと思うんです。

逆に、ものすごくシンプルな企画でも、自分たちの日々の仕事が取り上げられていたり、普段なかなか見えない仲間の頑張りを知ることができたりすると、意外と心に残ったりするものです。

もちろん、派手な演出が悪いということではありません。

僕も派手な演出は好きです(笑)。

ただ、その演出は誰のためにあるのか、何のためにやるのかということは、ちゃんと考えておきたいと思っています。

特に社内イベントの場合、主役はステージに立つ経営者だけではなく、会場にいる社員の皆さんでもあるわけです。

そう考えると、企画の作り方も少し変わってくると思うんですよね。

結局、現場の人たちに喜んでもらいたいんだと思う

今はイベント制作会社を経営していますが、僕自身、もともとは居酒屋の店長をやっていた人間です。

なので、経営者の方と話をしながらも、頭の片隅では現場で働いている人のことを考えているんだと思います。

例えば、全国の店舗から社員が集まるイベントだったら、その人たちは普段どんな毎日を過ごしているんだろうとか、久しぶりに仲間と会えたら嬉しいだろうなとか、そんなことを想像します。

せっかく普段の仕事を離れて集まるのであれば、楽しい時間にしたいですし、何か一つでも持ち帰ってもらえるようなイベントにしたい。

そして、イベントが終わってそれぞれの職場に戻ったときに、少しでも仕事を頑張ろうと思ってくれたら嬉しいです。

会社のイベントって、結局のところ、そこで働く人たちのためにあるものだと思っています。

経営者の想いを伝えることも大切ですし、会社の方針を共有することも必要です。でも、それを受け取る社員の皆さんが置いてけぼりになってしまったら、あまり意味がありません。

僕が大切にしている「現場感」というのは、きっとそのあたりのことなんだと思います。

今でも企画を考えていると、ついつい面白い演出や新しいアイデアに意識が向いてしまうことがあります。

それはそれでイベント屋として大切なことなんですが、一方で、居酒屋の店長だった頃の自分がこのイベントに参加したらどう思うかな?という視点は、これからも忘れたくないですね。

そんなことを考えながら、今日も社内イベントの企画を作っています。

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このコラムを書いた人

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS代表。企業の周年イベントや社内表彰式、キックオフ、内定式など、インナーブランディングを軸としたイベントプロデュースを多数手がける。単なる「盛り上がり」で終わらせず、組織の想いをカタチにし、人と人をつなぐ企画づくりを信条に、現場第一でプロデュースを行っています。

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