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島田の独り言

イベント会社なのに、派手なイベントが正解だとは思っていません。

今回はイベントの演出について書いていこう思います。まず冒頭にですが、僕らはイベント会社という枠組みで見るとやっぱり照明が照っていて、華やかなステージは好きです。

タイミングよく照明が決まったり、BGMであおったりすると純粋にテンションは上がります(笑)

だた、たくさんのイベントの現場をサポートさせていただく中で、派手だったイベント=いいイベントではなかったようにも思いました。

記憶に残っているのは、比較的コンパクトな現場

僕がこれまで一番心に残っている現場は、実は派手でもなく大がかりな演出があったわけでもない比較的コンパクトなイベントでした。

ある会社の全社総会でした。当日は計画通り全社総会が進んでいました。最後の社長のスピーチの時間になり、社長が登壇すると、全然話し出しませんでした。なんとなく全体的に、どうしたんだ?という空気感になった時に社長が話し始めました。

言葉を選びながら、丁寧に話していたことを今でも覚えています。社長は涙を流しながらスピーチをされていました。経営の中でうまくいかないことがあり苦労していて、でも社員の方のプレゼンテーションを聞いたり、表彰式で笑顔な社員の皆さんを見ていると、自分が不甲斐なく、自分の責任を強く感じ涙していました。

この涙の瞬間は、全員が集中していて、オペレーションの卓にいるスタッフも聞き入ってしまっていました。全体的に会場内の心が動いている瞬間を感じさせていただきました。

この時、会場内にあったのは、マイク1本。照明による演出もカメラによる演出も何もなく、社長のスピーチのみでしたが会場の空気が動いていました。

では、演出は必要ないのか?

では、ここで問いになります。映像による演出も照明も必要ないのではないか。と思いますが、演出は心を動かすための手段と考えています。表彰式なら受賞者をより輝かせるため、わかりずらい説明や解説をわかりやすく伝える。

何をやるか?というよりは誰のためになぜやるのか?を考えていくと無駄な演出は必要なくなってくるように思います。

僕らのお手伝いさせていただくイベントは社内イベントという領域の内容が多くあります。社内イベントの本質的なところは、その会社がよりよくなっていくための手段であり、組織力が高まっていくきっかけであればよいと思います。そこに派手なギラギラした演出が必要なのか?は常に考えながら企画提案していきたいなと思っています。

これやったら、盛り上がりますよ。

僕らはイベント会社なので、企画を出す側として沢山考えて提案することは可能です。また予算を割けば演出を派手にすることは結構できます。そういう中で「この会社にこの演出は必要なのか?」を常に問い続けながら企画提案をしていきたいなと思います。

例としては、200万円かけて照明演出を派手にするのと、一人一人の社員の方からコメントを集めて映像にした方が刺さる会社もあります。有名なタレントを呼ぶより、社長と社員が握手する時間を増やした方が組織力が上がるのではないか。など企画の一つ一つがどれが良いのか常に考えながら提案していきたいなと思います。

結局、人次第。

いろいろなイベントをやってきましたが、結局最後に記憶に残っているのって、人の表情だったりするんですよね。

照明でも映像でも特殊効果でもなく、誰かが笑っていたとか、泣いていたとか、久しぶりに会った仲間と楽しそうに話していたとか。

もちろん僕らはイベント会社なので、これからも派手なことはたくさんやると思います(笑)。

でも、派手にすることを目的にはしたくない。

「この会社の人たちにとって、どんな時間になったらいいんだろう」

結局、考えるべきなのはそこなんじゃないかなと思っています。

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このコラムを書いた人

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS 島田忍

株式会社GROWS代表。企業の周年イベントや社内表彰式、キックオフ、内定式など、インナーブランディングを軸としたイベントプロデュースを多数手がける。単なる「盛り上がり」で終わらせず、組織の想いをカタチにし、人と人をつなぐ企画づくりを信条に、現場第一でプロデュースを行っています。

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