社内表彰式の進め⽅は?司会者のテクニックとシ ナリオ台本の作り⽅のコツ

成功する表彰式は、企画や⾳楽そして参加者などさまざまな要素が関係していることはもちろんですが、

どう進⾏していくかも成功への⼤きな鍵となります。しかし表彰式のシナリオを考えるにあたって、

どのように進めていいのか悩んでいる⽅も多いことでしょう。

そこで今回、表彰式で重要な役割を持つ司会者についてと効果的なシナリオの作り⽅について具体的に紹介します。

 

司会者の主な役割

司会者は本番の司会進⾏だけが役割と思われがちですが、実は他にも⼤切な役割があります。

以下で、その役割について解説していきます。

 

表彰式の企画と進⾏の管理

イベントの全体の流れを管理します。これには、開始‧終了時間の制御、

プログラムの順番通りの進⾏、予期せぬ事態に対応するなどが含まれます。

 

出席者への歓迎‧案内

イベントの始まりに出席者を歓迎し、イベントの概要や予定を説明します。また、

必要に応じて場所や設備に関する情報も参加者にお伝えします。

 

表彰式本番の司会進⾏

表彰式本番において発表者や受賞者の紹介や受賞者へのインタビューを⾏います。

ほかにも受賞者がステージに上がるタイミングを指⽰したり、観客に拍⼿を促したりすることもあるでしょう。

また司会者は観客との間にエネルギーとエンゲージメントを保つために、時折ジョークを交えたり、

観客への質問を投げかけたりもします。

 

司会者が持っておきたいスキル

司会者が表彰式の成功を左右するといっても過⾔ではありません。

なぜかというと表彰式全体の雰囲気と観客の熱量を上がるかどうかは、

司会者の進⾏にかかっているからです。ここからは、司会者が持っておきたい基本的なスキルについて解説します。

 

企画の理解と実⾏⼒

企画の内容をしっかりと理解し、それをどのように進⾏していくかを明確に把握することが⼤切です。

司会者は式全体の流れを統括する役割を果たすため、すべてのセグメントを⾃⾝の頭の中に整理しておく必要があります。

 

雰囲気作りと統括⼒

表彰式の司会者は、出席者全員を包み込むような⼼地よい雰囲気を作り出す役割を持ちます。

ただ受賞者の名前を呼ぶだけでなく、その業績をわかりやすく、感動的に伝え、

他の出席者も⼀緒に喜びを共有できるような進⾏が求められます。

 

コミュニケーション能⼒

司会者は参加者全員とコミュニケーションを取る役割も担っています。参加者を引きつけてエネルギーを⾼めることで、

全体の雰囲気を盛り上げることが求められます。

そのため明るく、誠実で、親しみやすいコミュニケーションスキルが必要です。

 

タイムマネジメント⼒

表彰式はタイムスケジュール通りに進⾏させることが⾮常に重要です。

司会者はタイムキーパーの役割も果たすため、進⾏スケジュールを遵守し、必要に応じて場のテンポを調整する能⼒が

求められます。

 

咄嗟の対応⼒

司会者には予期せぬ状況にも即座に対応できる能⼒も求められます。

例えば、表彰者や受賞者が緊張で⾔葉に詰まった時などに、適切にフォローすることで場の雰囲気を保つことが重要です。

プラン通りに事が運ばない場合でもスムーズに対応し、参加者が楽しむことができるようにする対応⼒が必要です。

 

表彰式のシナリオをつくる⽅法

表彰式のシナリオ作成は、その成功を左右する重要なステップです。

もっとも重要である「オープニング」「表彰」「クロージング」3つのセクションに分けて、

それぞれのシナリオ作成のポイントについて具体的に解説します。

 

オープニング

ひとつめのセクションは「オープニング」です。ここは参加者を引き込む最初のチャンスです。

参加者を惹きつけて、次に何が起こるのか期待感を⾼めていくことが⼤切です。

その上で、次のポイントを考慮してシナリオを作成しましょう。

 

興味を刺激する要素の導⼊

導⼊部分が何より⼤切です。視聴者の好奇⼼を引き出すような映像や⾳楽、語りを⽤いることで、彼らの興味を掴みましょう。例えば、印象的な映像やインパクトのある⾳楽、引き込むような語り⼝などが挙げられます。

 

話題のキャッチーなエピソード
オープニングでは特に参加者が興味を持ってくれるエピソードや映像をチョイスしましょう。

例えば社⻑や役員、チームリーダーが動画内に登場したり、会社の⼀員であることが感じられるようなエピソードを

紹介するなどすると良いでしょう。

 

社⻑やリーダーからのメッセージ
経営層からの熱意溢れるメッセージは、参加者に社員として強い印象を与え、⼀体感を⾼めます。

ここであまり話が⻑くなってしまうと参加者のモチベーションが下がってしまうので、

⼀⾔にとどめてもらうようにしてください

 

重要なメッセージの強調
会社や組織のメッセージ、特に参加者に伝えたい主要なテーマや価値観を強調しておきましょう。

参加者が表彰式の全体的なメッセージについて感じ、考えるための鍵となります。

 

表彰部分
ふたつめのセクションは「表彰」です。ここが表彰式のメインとなりますので、どの受賞者も平等に注⽬されるように、

ひとりひとりしっかりと時間を取りつつもテンポ良く進めていきましょう。

 

司会者による熱量の⾼い進⾏

表彰部分は表彰式のメインになりますので、司会者はここで参加者のボルテージが

⼀番⾼まるように進⾏していく必要があります。

例えば受賞者の名前を発表するまでに少し間を作って緊張感を⾼めたり、名前を正確かつ丁寧に読み上げたりなど意識しましょう。

 

受賞者の業績や成果の説明
受賞者の業績や功績を簡潔かつ分かりやすく紹介することが重要です。事前に受賞理由や業績について確認し、

的確な表現で伝えることで、受賞者への敬意と共に参加者にも伝わるでしょう。

受賞者ごとにスライドを⽤意して、名前や所属チーム、受賞理由などを記載するとよりわかりやすくなります。

 

賞の授与
最後に、受賞者に賞を授与します。この瞬間は最も感動を盛り上げるチャンスです。

映像や⾳楽、スピーチなどを⽤いて、その瞬間を最⾼に盛り上げ、参加者に印象付けることが⼤切です。
司会者は受賞者には⼼からの祝福の気持ちを込めて、お祝いの⾔葉を述べましょう。

また、表彰状やトロフィーなどの贈呈においても、丁寧かつ感謝の気持ちを伝えることが⼤切です。

受賞者が感動する瞬間を演出し、会場全体の盛り上がりを図ることが⽬指すべきポイントです。

 

クロージング

表彰式の閉幕部分は、全体の感動を締めくくる⼤切な時間となります。ここでは、以下のポイントを⼼がけてください。

 

参加者への感謝
まずは、参加者全員に対して表彰式に参加したことへの感謝の⾔葉を述べます。オフラインであれオンラインであれ、

社員が積極的に参加してくれたことにより表彰式は成功できます。

時間を共有したことへの深い感謝を伝えましょう。

 

会社の⽅針やビジョンの再確認
表彰式の最後には、会社の理念やビジョン、これからの⽬標を再確認します。表彰された⼈物の業績や⾏動が、

その理念やビジョンにどのように貢献したのかを再度強調すると良いでしょう。

これを⾏うことにより、社員の⼠気を改めて⾼めることができます。

 

感動を呼ぶ締めの⾔葉
最後に全ての参加者が感動で⼼を動かされ、次の⽇からの業務に活⼒を持って取り組むことができるような、

エモーショナルな⾔葉を述べます。ここでの⾔葉選びは重要で、劇的な瞬間を作り出すことが、

閉幕部分を印象深いものにします。

これらの要素を⼼がけることで、「あの先輩の功績すごかったね!」「来年は⾃分が表彰されたらいいな」など、

帰り道で社員のほうから表彰式を振り返る話題が出てくるような、印象的な表彰式にすることができるでしょう。

 

効果的な司会進⾏のテクニック

場の雰囲気を良くして、⾼いボルテージが保たれた印象に残る表彰式にするために、

司会者は進⾏や話し⽅についてテクニックを取得しておく必要があります。以下の点について理解しておきましょう。

 

⾔葉選びと話し⽅について正しい敬語を使う

参加者や受賞者への尊敬の気持ちを⽰すために、正しい敬語を使⽤しましょう。

混同しやすい謙譲語と尊敬語にはしっかりと注意し、シナリオの段階で何度もチェックをして間違えないようにする必要があります。

 

分かりやすい表現を使う

同じ会社の参加者しかいないとはいえ、業務内容や部署が異なると使⽤する専⾨⽤語も異なります。

そのため専⾨的な⾔葉や難しい表現はなるべく避け、分かりやすい⾔葉遣いを⼼掛けましょう。

参加者全員が内容を理解しやすくなるように配慮し、わかりやすい説明や案内を⾏うことが⼤切です。

 

穏やかなトーンで話す
表彰式は喜びや感謝の場であり、基本的には穏やかで温かみのあるトーンで話すことが求められます。

参加者や受賞者がリラックスし、⼼地よい雰囲気を感じられるような進⾏を⼼掛けましょう。

また受賞者の発表のときなどは、少し緊迫した感じを出すと参加者の緊張感も⾼まります。

場⾯ごとにトーンを変えてみることも良いです。

 

⾔葉に感情を込めて話す
ただセリフを正しく読むだけでは、表彰式のボルテージを上げることはできません。

参加者への感謝の気持ちや受賞者への祝福の気持ちを⾔葉に込めて、会場全体の感動を⽣み出すようにしましょう。

 

参加者の反応を読むスキルについて

 

会場の雰囲気に敏感でいる

表彰式では会場の雰囲気を的確に把握することが重要です。参加者の反応を読み取るために、

⽬や⽿を使って会場全体を注視しましょう。笑顔や拍⼿の⼤きさ、静寂など、

視覚と聴覚のサインを敏感に感じ取ることができれば、進⾏のテンポやトーンを調整することができます。

 

参加者のリアクションを素早く捉える
参加者からのリアクションは司会進⾏の指標となります。笑いや拍⼿、感動の表情などを素早く捉えることで、

進⾏のテンポや内容のアレンジを⾏うことができます。

リアクションを読み取りながら、視聴者の⼼に響く司会進⾏を⼼掛けましょう。

 

まとめ

表彰式はさまざまな要素から成りますが、全体の雰囲気をつくる進⾏と司会者は⼤きな役割をもちます。

参加者の⽴場に⽴ち、どうしたら楽しく印象に残る表彰式になるかを常に考えていくことが⼤切です。

その上で、会社としての団結⼒や理念と,受賞者への祝福をしっかりと伝えていきましょう。

また実際に本番進⾏したときにどのような流れやテンポになるかと繰り返しシミュレーションしていき、

司会者のシナリオも声に出して練習することも⼤切です。

進⾏のシナリオと司会者によって表彰式の成功は左右されます。シナリオ作成に不安が残るというご担当者様は、

表彰式のプロに委託することも良いでしょう

 

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